星組120周年への道「稀惺かずと」にバトンが渡るまでのカウントダウン

おととい、キャトルのオンラインで予約していたこっちゃん(礼真琴)のCD「Culmination Makoto REI -history of songs 2011~2025-」が我が家に到着。
いまの時代、ほぼ「CDを聴く」ということがなくなっているゆえ、かつて我が家にあった「CDプレイヤー」はすでに手放し済み。
なのでCDはPCで再生するしかないのですが、ふと思いたって、安価な最低限の機能だけ付いているCDプレイヤーをAmazonでポチってしまいました。(笑)
そして翌日配送なので昨日すぐに届き、ウキウキしながらこっちゃんのCDをセットしてみたら、、、
数秒間グルグル回って止まる。
そしてディスプレイには「NODISC」の表示。
つまり、CDが認識されない。
なんどセットしなおしてみてもだめ。
念のため自宅にある別のCDを入れてみても同じアクションなので、どうやら初期不良品をつかまされたみたいです。
もう、こういうの、超めんどくさい。
Bluetooth 機能は大丈夫だったから、CD再生はあきらめて、スピーカーとして使うことにしました。
私、超めんどくさがりなので返品とか煩わしくて、、、腹が立つけど泣き寝入り。
USBからの再生にも対応している製品なので、また明日にでも、PC使ってCDをUSBに落としてから、再生可能かチャレンジしてみます。
はーっ。
ついてない。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は星組の次期体制を考えてみたいと思います。
星組はまさに120周年の1丁目1番地。
いよいよ御曹司の登板へ、カウントダウンが始まる気配・・・。
新トップスター暁千星の任期
大劇場での礼真琴退団公演も、いよいよ残すところ約1週間。
最後のナウオンで号泣する下級生たち、収録のあと花束を受け取るこっちゃん、そんな姿を目の当たりにしても未だ「礼真琴・退団」の実感はなく。
それでも、確実に過ぎてゆく時の流れの残酷さを感じている今日この頃。
東京公演が始まれば、次期体制でスタートする全ツや別箱公演の先行画像も出るでしょう。
うーん、寂しいですね、やっぱり。
でも礼真琴が去ったあとの星組がどんな組になっていくのかも、楽しみではあります。
礼真琴退団後の新体制
このシリーズは「次期体制」というテーマで書いているのですが、星組については暁千星をスタート地点として、そこからの次期体制を考えます。
因みに、こっちゃん退団後の新体制を念のために書いておきますと、、、
- トップスター:暁千星(研14)
- トップ娘役:詩ちづる(研7)
- 2番手:瑠風輝(研14)
- 3番手:天飛華音(研10)
- 暫定4番手:稀惺かずと(研7)
この並びは鉄板として、それ以外では105期の大希楓がどのあたりまで台頭してくるのか気になるところです。
同期につんちゃん(稀惺かずと)がいなかったとしたら、彼女の運命はもう少し違っていた気がします。
でも、ま、それも「楽しきかな、人生」。(笑)
娘役ではちなちゃん(瑠璃花夏)が完全に別格として特別枠に収まり、なのちゃん(乙華菜乃)、ひよりちゃん(藍羽ひより)、おふみちゃん(茉莉那ふみ)が周りを固めていくことになるでしょうか。
星組の新公では、うたちゃん(詩ちづる)を鉄板枠に据え、他では色んな学年にヒロインを乱発してきたので、ヒロイン育成についてはなんだか中途半端な印象。
「絶対的ヒロイン感」のある娘役っていない気がします。
ありちゃん体制下で少しずつ変わっていくのでしょうかね。
暁千星の任期は平均的かと
さて。
まずは、この8月にトップに就任するありちゃん(暁千星)の任期、ですよね。
はい、ここでいつもの表の登場です。
2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | |
正月公演 | 星組 | 月組 | 雪組 | 花組 | 宙組 |
花組 | 宙組 | 星組 | 月組 | 雪組 | |
初舞台公演 | 月組 | 雪組 | 花組 | 宙組 | 星組 |
宙組 | 星組 | 月組 | 雪組 | 花組 | |
雪組 | 花組 | 宙組 | 星組 | 月組 | |
星組 | 月組 | 雪組 | 花組 | 宙組 | |
花組 | 宙組 | 星組 | 月組 | 雪組 | |
12月下旬? | タカスペ2026 | タカスペ2027 | タカスペ2028 | タカスペ2029 | タカスペ2030 |
かつての公演スケジュールであれば、ありちゃんなら7作くらいやりそうな気がします。
が、なにせ公演数が減っているうえに、星組は「The road to the 120th anniversary」の宿命を背負っていると思われるので(笑)、120周年に焦点を合わせて逆算する必要があります。
そうなると、ありちゃんと言えどもやはり平均的に4年弱の任期で「本公演5作+別箱複数回」って感じですかね。
大劇場と東京公演が同年内で2巡完結できるのは5年に1度だけ。
それが来年の星組に当たります。
そして翌年は1回。
その翌年は大劇場2回と後半の東宝が翌年のお正月。
そのあとは2年連続で年1回です。
全体的な本公演の本数は減りますが、その分、別箱でバラエティに富んだ作品に出合える楽しみもありますね。
キャパシティ問題(=チケット難)、というのはありますが。。。
で、星組は年内に全ツと別箱があり、本公演は2026年1月のお正月公演がありうた(暁千星+詩ちづる)の1作目。
5作ということは、2028年後半の大劇場+2029年お正月の東京公演が退団公演ということになります。
大劇場の正月公演でお披露目して、東宝の正月公演で退団ってこと⁉
あら、奇遇。(笑)
因みに別箱公演は2026年×1、2027年×2、2028年×1 のスケジュール感なので、2028年の別箱が退団コンサートになる気がします。
そして実際の退団にあたる(と予想される)2029年は115周年‼
東京公演ではありますが、その幕開け公演にトップスターとして華を添えるわけです。
そして次期トップが115周年記念イヤーのバトンを受け継ぐ。
これで双方の顔が立つ。
めでたし、めでたし。(笑)
ありちゃんの退団予想から入ってしまってありちゃんファンの皆様スミマセン。
まだ暁千星の時代が幕を開けてすらいないのに。(笑)
でも「予想(妄想)」を語るシリーズなので、決定事項からスタートするしかありません。
ご勘弁くださいませ。
周年行事を担う星組
少々話が本線からそれますが、、、
95期を中心とした110周年へ向けての人事計画は成功したのか、否か。
110周年、夢のあとさき
想定外の出来事が重なりすぎて、劇団が描いていた110周年の95期祭りは不発に終わました。
でもその一方で、私たちの想像の及ばない昭和の古い時代は別として、現代の宝塚歌劇団が、恐らく最も厳しい状況に置かれ、存続の危機とまで囁かれたこの数年間を支えていたのは、皮肉にも「95期人気」だったように思います。
もちろん、95期人気、それだけではありません。
ひとりひとりの生徒さんの夢や希望だけでなく、努力や犠牲の上に、いまの宝塚歌劇が存続しています。
とはいえ「人気商売」です。
劇団が110周年に描いていた95期祭りは叶わずとも、その計画を進めてきた結果として、95期人気は高まりましたし、今もなお続いています。
研17という高学年になった95期生ですが、いまもなおトップスターに礼真琴、朝美絢、桜木みなとの3人が君臨し、2番手には瀬央ゆりあ、水美舞斗の2人が鎮座。
専科の輝月ゆうまも、かつてのスター専科なみに大活躍を続けています。
そう考えると、これは劇団が未練たらしく95期人気を引っ張ろうとしているというよりは、劇団存続の危機であった最も苦しい時期を、結果的に「支えざるを得なくなった」95期に対し、なんとか「手厚く」送り出そうとしてくれているようにも見えてきました。
私って単純すぎますか⁉(笑)
でもそう考えた方が、ファンとしても気持ちが良いですよね。
なにごとも多角的に考えて、ポジティブに!
この95期への「恩返し」が終われば、本格的に120周年シフトです。
あ。
ちゃんと「瀬央ゆりあ」にも最大限の恩返しをお願いしますよ、劇団さん。←ここは、かなり重要!(笑)

星組の宿命「120周年への道」
100周年を託した柚希礼音が2015年に卒業。
同時に、星組では礼真琴に110周年を託すべく、本格的なプッシュが始まりました。
そして礼真琴というタカラジェンヌはというと、、、
自身の努力と実力で「勝手に」異次元のスーパートップに成長。(笑)
劇団としては(ファンとしても!)まだまだ手放したくはないけど、こんな才能あるアーティストを宝塚にずっと縛り付けておくこともできず、いよいよその旅立ちのときを迎えています。
そして、星組の次なる使命は「120周年への道」をいかにして進めてゆくのか、です。
失敗は許されません。
おそらくファンが注目しているのは、この先の「誰が」ではなく、もはや「いつ」という点に絞られているように思います。
「株式会社宝塚歌劇団」(7月1日予定)となり、様々な改革に取り組んでいる劇団としては、「新生・宝塚」ということを示す意味でも、120周年を盛大に祝いたいと計画しているはず。
その中心には間違いなく、創設者の子孫である「稀惺かずと」を据えることになるはずです。
それにしても、85期の柚希礼音、95期の礼真琴、105期の稀惺かずと、うまいこと10年おきに入学しましたね。(笑)
星組のこの先の人事については、つんちゃん(稀惺かずと)が120周年の中心に立つことを軸に逆算して考える必要があります。
115周年を引き継ぐ次々期トップ
暁千星の新体制を支えるのは、宙組から異動してくる同期の瑠風輝。
ただ、もえちゃん(瑠風輝)がトップになることはないと、個人的には感じています。
それは異動が発表されたときから一貫した考えです。
瑠風輝のこれから
もえちゃんの実力は誰もが認めるところではありますが、上級生トップである宙組から、同期生トップの星組へ放出されるということは、やはり、そういうことなのかな、と。
同じく同期生トップの2番手を務めることになった瀬央ゆりあに対し、強引に夢を見ようとしている私が言うのも矛盾している⁉
いや、つまりは「そういうこと、なのかな」と思うからこそ、「強引に夢を見ている」わけでして。(笑)
ただ、とはいえ「95期」の神7については、いろいろと「異例」を越えた「異次元」で考えないとわけわからない存在なので(笑)、横一線で語ることはできない気がします。
そもそもが同期生トップの2番手あるいは2番目を経験したのち、専科へ異動して、再び「別の」同期生トップの2番手ですからね。
専科を挟んだ辺りに劇団のなんらかの意図はあるわけで。
単純に永久輝せあ、暁千星を押し上げるタイミングを作っただけなのか、95期に対する人事計画がまだ最終段階を迎えていないのか、もう少し時間が経ってみないとわかりません。
少なくとも、みなちゃん(水美舞斗)は専科での扱いを見ても、「正2番手」以上の立ち位置をキープさせていた印象があり、なんらかの人事計画が進行中であるように思います。
もえちゃんについては、残念ながら別格へと移行するルートのように思いますので、恐らくありちゃんの任期中に専科へ異動となるか、3作目くらいで退団の道を選択されるのではないかと予想しています。
ありちゃん3作目で退団するとすれば、2027年の秋ぐらいでしょうか。
暁千星の次期体制は
もえちゃんが専科異動、もしくは退団のタイミングでかのんくん(天飛華音)が2番手に昇格。
ありちゃんの2番手として2作を経験したのち、2029年正月公演(東京)でありちゃんを送り出してトップに就任する流れかと。
- トップスター:天飛華音(研13)
- トップ娘役:夏音葉(研5)
- 2番手:稀惺かずと(研10)
- 別格:大希楓(研10)
※2月に就任すると仮定して就任時の学年です
正直、トップ娘役は想像がつきません。
これから誰かが異動してくるかも知れません。
個人的には藍羽ひよりちゃんのお顔が好みですが、ひよりちゃんはないかな、と。
乙華菜乃ちゃんも良いな~と思いましたが、学年的に難しい。
で、今回、私が勝手に大抜擢したのが、密かに期待している研2の夏音葉さん。
音楽学校に入学する前からミュージカルで活躍されていたので、芸事全般、実力がありそう。
本科のすみれ売りの時には、たしか学年成績3番とかそれくらいだった気がします。
取材受けていた4名に入っていましたし。
たしか1~4番までがインタビュー取材されていて、4番が彩葉ゆめちゃんでした。
その時からゆめちゃんは繊細な可愛らしさが印象的で、一方の夏音葉さんは目鼻立ちくっきりの美人さん、という印象。
夏さんなら華やかなビジュアルのかのんくんと似合いそう。
ゆめちゃんと同期の110期ですし話題性も手伝って、もしかしたら次回以降の新人公演でプッシュがあるかも知れないと、ちょっとばかり楽しみにしている研2さんなのです。
なので、彼女への期待を込めて。
そして2番手はもちろん、稀惺かずと、つんちゃんです。
暁千星体制に入れば、もう一直線に120周年への道をまい進することでしょうね。
スポンサーのこと
以前、かのんくんの東上公演が発表になったとき、もしやかのんくんが次期VISAガール⁉と考えましたが、、、
その後のかりんちゃん(極美慎)の加美乃素イメージキャラクター就任のニュースを鑑みると、かのんくんについては大きな動きがあるわけではないように思えてきました。


現在のVISAガールであるひとこちゃん(永久輝せあ)の退団時期を、個人的には2028年の初舞台公演だと予想しています。
ひとこちゃんの退団時期のタイミングでかのんくん、というのはちょっと時期的に遅いですよね。
半年後にはトップになるという予想ですから。
となると、やっぱり安定の稀惺かずとがVISAガールかな~という線がかなり濃厚。
2番手昇格直前の3番手という状況なので、そこからトップになって120周年を挟んで退団するまで6~7年?
タイミング的にもカンペキですね。
うん、つんちゃんだな、VISAが好きそうなお顔立ちだし。(笑)
初代のタモちゃん(愛華みれ)から、「花→花→雪→花→花→?」ときているので、次は花じゃなくて星組でちょうどバランスも良き。
でも、かのんくんにもなんらかのスポンサーがつくかも知れません。
こっちゃんの後任として「萩の月」とか?
現在も仙台出身の男役スターがいないので、このまま星組スターに引き継がれるのもありかなと。
「萩の月」のイメガも在任期間が長いけど、この夏のタイミングでの交代ならトップとして退団するまでに7~8年はあるからちょうど良いかも。
こっちゃんは2015年から10年もの長きに渡り「萩の月」のイメガを務めましたね。
それにしても、「萩の月」は礼真琴を選んで大正解でしたね。
まさかの売り切れ続出。
「萩の月が買えなかった~‼」とSNSで嘆かれるなんて、スポンサー冥利に尽きることでしょうよ。(笑)
こちらのイメガ後任の発表も楽しみですね‼
天飛華音から稀惺かずとへ・・・
2029年の115周年を、暁千星→天飛華音のリレーで迎える星組。
次なる関心は「稀惺かずと」の就任時期。
他の組はいったん次期体制までの予想で終了しているのですが、星組については、どうしてもその先、稀惺かずとの話まで辿り着きたくなってしまいます。(笑)
かる~く予想しておきますが、恐らくかのん君の任期は本公演4作。
2031年の年末ごろが退団時期かな、と。
そのときが117周年。
つんちゃんが満を持して研13でトップ就任。
2034年に120周年を迎え、その後さらに2年くらいトップを務めてから退団かな。
つんちゃんの人気がこれからの数年でどの程度まで盛り上がるかによって、その任期も変わってくる気はしますが、、、
なんにせよ、つんちゃんは5年くらいトップを務めそうな気がします。
まとめ
今回は星組の次期体制、次々体制、そしてさらに次々次体制について考えてみました。
星組の120周年への道筋は、かりんちゃんが花組に異動となった段階で、ほぼメンバーが確定した感がありますが、この後にまた大きなシャッフルがないとも限りません。
それが宝塚歌劇団。
そして「謎解き人事パズル制覇」への果て無き野望を掻き立て、楽しませてくれるありがたき存在。(笑)
次回は、宙組の次期体制について考えてみたいと思います。
では、また。