【星組】ダンサ セレナータの配役は「順当」なのか「意外性」なのか悩ましい

今回こそは、本題から入ります。
星組全国ツアー公演『ダンサ セレナータ』の配役予想です。
前回の情報整理で挙げた12人のキャストに焦点を当てて、考えてみたいと思います。

揺るがないメインキャスト
まずは誰の目にも明らかで疑いようもないキャストから。
カッコ内は初演のキャストです。
イサアク:暁千星(柚希礼音)
もうこれは絶対ありちゃん(暁千星)にストンとハマる役だと思います。
ダンサーであることもそうだし、意外とありちゃんって背中で語る役が似合う気がしていて。
陰りがある役っていうんですかね。
そして長身イケメン。(笑)
長い手足をふんだんに使ってのダンスシーンは今からかなり楽しみにしています!
私はちえちゃんのダンスが大好きだったので、そのイメージのまま見てしまうかも知れませんが、、、
ありちゃんのダンスシーンもきっと見とれてしまうと思います‼
衣装もカッコ良いので、あのときのちえちゃんと同じように長身のありちゃんが、素敵に着こなしてくれるのが楽しみです。
モニカ:詩ちづる(夢咲ねね)
まったくモニカのイメージが湧いてこないうたちゃんですが、安定した実力の持ち主なので心配はなし、かな。
モニカはどちらかというと大人っぽい女性の役なので、いまの「桜姫」から180度の大転換。(笑)
桜姫がぶっ飛びすぎてるだけで、もとに戻るだけなのかも知れませんが。
うたちゃんは基本的にビジュアルが「少女の可愛らしさ」すぎるので、どうしても濃い役柄がイメージし辛いのですが、それゆえに楽しみではあります。
昔々、姫キャラのはなちゃん(花總まり)が、『激情』でカルメンを演じるとなったときに「似合わな―い」の大合唱でしたが(笑)、ふたを開けてみれば、、、だったのを思い出しました。
初演のねねちゃんとは全く個性が異なるうたちゃん。
うたちゃんがどんなアプローチをするのか期待したいと思います。
ホアキン:瑠風輝(紅ゆずる)
ダンサーたちが沢山出てくるけど、ダンスとは無縁の秘密警察ホアキンさん。
とってもさゆみちゃん(紅ゆずる)向きの役でしたが(笑)、イサアクとの場面がけっこうあるし、二人で歌う場面もあるので、98期ファンにとっては嬉しい役どころかも。
この役は初演のさゆみちゃんより、もえちゃん(瑠風輝)のほうが多分、向いていると思います。
というか、イサアクと対峙する役なので、暁千星×瑠風輝の構図のほうがしっくりきます。
さゆみちゃんのこと大好きでしたけど、柚希礼音と対峙するには存在感がちょいと弱すぎましたね。
ちえちゃんイサアクの圧倒的なパワーとオーラで、ホアキンさんが霞んでいたというのが初演の印象。
なので、もえちゃんのホアキンには期待大!
ありちゃんともえちゃんの互いの存在感がぶつかり合うと、どんな空気を生み出すのか、早く見てみたいです!
その他のキャスト予想
メイン3人以外のキャストを順番に。
老人/クラウディオ:凛城きら(美城れん)
幕開きに出てきて、また最後にも出てくるおじいさん。
イサアクが中年紳士になって昔の懐かしい「お店」にやって来るところから始まり、そこから回顧する形で物語が始まります。
そしてラストはまた幕開きのシーンに戻り、そこでまた、、、
という、よくあるパターンですね。
りんきらさんは間違いなく、この役のためにマサツカ大先生に呼ばれたと思われます。(笑)
初演の美城れんさんと似た雰囲気をお持ちですしね。
この老人は最初と最後にしか出て来ないので、初演の際には、芝居の真ん中あたりで取ってつけたように軍隊の司令官?クラウディオとしてちらっと登場していました。
再演ではどうでしょうかね?
当時は美城さんがまだ星組子の時でしたから。
(のちに『ナポレオン』を最後に専科へ異動 ⇒ 星組公演「桜華に舞え│ロマンス」で退団)
専科生としてご出演されるので、もしかしたら「老人」だけの出演かも知れませんね。
ローザ:小桜ほのか(万里柚美)
ほのかちゃんは最大の悩みどころでした。
もしかしたら、もしかして、2番手格のアンジェリータを演じるのではなかろうか、と。
いや、ほのかちゃんに演じて欲しい!と。
最初は、ない話でもないかな、なんて思ったんです。
なぜなら他の出演者の中に、アンジェリータにぴったりはまりそうなキャストがいなかったから。
ちなちゃん(瑠璃花夏)が全ツの出演者だったら、間違いなくちなちゃん一択だったのですが、、、。
ただ一方で、今回の出演メンバーを見たときに、どう考えても専科さん枠だよね、なのがこのローザ。
落ちぶれて行くあてのなかったイサアクを拾って面倒を見てくれた恩人で、お店のオーナー。
初演では当時の組長ゆずみさんが演じていましたが、この役、脇役ではありますが、まぁまぁ出番もあるんですよね。
ゆずみさんのローザを見ているうちに、やっぱりほのかちゃんはこっちだな、と。
ほのかちゃんが演じている姿がものすごくイメージできちゃって。(笑)
そっか、そうだよね、専科だもんね、と。
大作ミューとか、作品によっては大きな役で出演すると思いますが、今回のお芝居では脇に回って、ショーで活躍してくれるのかな、という結論になりました。
そもそも、正塚作品は娘役に塩なので、この作品、ヒロイン以外どの役やろうともお芝居でせっかくの「歌声」は聞けない。(笑)
フェルナンド:輝咲玲央(美稀千種)
偶然にも副組長つながりになりましたが、当時の副組長、現在のみきちぐ組長が演じていたフェルナンド。
ここもちょっと悩んだのですが、やっぱり順当にオレキサキ氏で。
このフェルナンドさん、ローザが経営するお店の支配人なのですが、けっこうなお調子者。
そして途中でビックリするような失言を、、、
オレキサキ氏には、本当はジョゼを演じて頂きたかった!
でも、さすがに組子押しのけて主要キャストには食い込まないですよねぇ。
ジョゼ:碧海さりお(涼紫央)
この作品はとよこちゃん(涼紫央)の退団公演だったので、餞別のもうけ役。
別格として色々な優遇は受けてきたものの、最後にこれまたイイ男の役をもらいましたよね。
ワガママなアンジェリータに怒りもせず、穏やかに、優しく、懐深い愛を注ぎ続ける姿には「惚れてまう」(笑)
当時のとよこちゃんの扱いにもなんとなく似ているさりおくん。
劇団が彼女をこれからどうしたいのか、ちょいと謎ではありますが、いまの立ち位置から考えると、この別格だけど「かなりおいしい役」に収まる気がします。
アンジェリータ:綾音美蘭(白華れみ)
この役は本当に悩みどころ。
ほのかちゃん?と思って見たり、まりなちゃん(綾音美蘭)?と思って見たり、いや最近の抜擢の感じからいくとなのちゃん(乙華菜乃)がくるのか?と思って見たり。
最終的には消去法でした。
ほのかちゃんは前述の通り、ローザの適任者が他にいないからローザのほうで決まり。
そしてこの役の雰囲気や初演の時のイメージから、まりなちゃんとなのちゃんを比較してみたのですが、どうしてもなのちゃんの「可愛らしさ」がアンジェリータのイメージとは合わなかった。
ということで、まりなちゃんに決定。
この役が一番悩んだかもしれません。
初演のれみちゃんが芸達者な個性派だったので、そのイメージが強すぎるのかも。
ほのかちゃんが専科生じゃなければ、ぜひともアンジェリータを演じてもらいたかったのですが。
あ、まだ、発表されていないから、可能性は若干残っていますけどね。
ルイス:大希颯(真風涼帆)
ヘタレ青年のルイス君。
イサアクのダンサー仲間ですが、良いとこの令嬢と恋に落ち、かけ落ちしたは良いけどアッサリ相手に逃げられ、戻って来る男。(笑)
正直、当時の新進男役スターであったゆりかちゃん(真風涼帆)のために、強引に作られた役って感じ。
ただ全体的に暗ーいテイストのお芝居に、「下らなすぎて笑える」というスパイスにはなります。
単純に、あいみちゃん(大希楓)のヘタレ芝居が見たい。(笑)
イサアクとの掛け合いもあるので、かなりおいしい「路線系」の役です。
アンジェロ:天希ほまれ(十輝いりす)
モニカの兄で、反政府活動の一員。
出番はそんなに多くありませんが、目立つ役ではあります。
でも「見せ場」があるかというと、、、つかみどころのない役な気がします。
もう少し若手でもイケるかなぁと思ったのですが、出演者の一覧とにらめっこした結果、この役にピンと来たのがほまれくんしかいなかったので。
リタ:茉莉那ふみ(早乙女わかば)
初演のわかばちゃんが、絶妙な「おバカっぷり」を演じていて可愛かったこのリタちゃん。
わかばちゃんは何故かこのテの役が良くハマりますね。(笑)
『愛するには短すぎる』の星組再演(中日劇場)のドリーといい、このリタといい。
リタがダンスのオーディションを受けに来た時に付き添っていたのが友人のモニカ。
そしてひょんなことからモニカがオーディションに参加することになり、モニカがイサアクに認められる。
モニカが契約に承諾すれば「ダメな子ちゃん」であるリタとも契約してあげると言われ、横で大喜びして騒いでいる(笑)リタのためにモニカは承諾、、、
ま、ありがちな展開ですね。
とにかくリタちゃん、憎めないあんぽん。(笑)
この役は、乙華菜乃ちゃんと迷ったのですが、舞台上で動くリタを想像した時に「見てみたい」と思えたのがおふみちゃんだったので、この配役にしました。
カロリーナ:藍羽ひより(綺咲愛里)
貴族の令嬢で、ルイスと恋に落ちて駆け落ちする女の子なのですが、物語にはなにも絡んでいないです。(笑)
とにかくこのカップルは取ってつけたような、舞台の雰囲気をちょっとだけ「なごませる」担当。
カロリーナは初舞台当時から期待されていた、当時研3のあーちゃん(綺咲愛里)が演じましたが、出番は1場面だけ、かな、たしか。
世間知らずのお嬢様なので、ヘタレ青年ルイスとのバランスもまた面白い。
そこに冷静なオトナのイサアクが面白おかしく会話を切り込んでいくのが楽しい場面。
この役はもう「見た目と雰囲気」選抜です。(笑)
ひよりちゃん以外に浮かばなかったです。
ぜったいにこの役はひよりちゃんにぴったりだと思います‼
見たい!!!
まとめ
こんなに配役予想に悩まされるのは想定外でした。
めちゃくちゃ時間かけて考えたのに、いざ配役が発表されたら「見事に外れてる~‼」になるのが怖いです。(笑)
今回は妄想控えめに、現実的な線で予想してみましたが、最終的にどうしても乙華菜乃ちゃんに役が回らなかったのが、ちょっと気になっています。
ダンサーたちにもセリフのある役があるし、反政府運動に参加している女性もとりあえず目立ってはいたので、そんな感じの役に振り分けられるのかな、、、
それともひよりちゃんが外れるのかな、、、
正塚先生のイメージはいかに。
配役発表までしばらく時間があると思いますが、楽しみに待ちたいと思います!
星組の前にまず、雪組の『パリのアメリカ人』その他の配役発表があるので、その答え合わせからですね。
では、また。