阿修羅城の瞳│エスペラント!稽古場風景シャキーン!の音が心地よく

いよいよ明日、礼真琴さよなら公演『阿修羅城の瞳│エスペラント!』の幕が上がります。
タカラヅカニュースで稽古場風景が放送されましたが、のっけから、動きの速過ぎる立ち廻りにクラクラ。
こっちゃんの俊敏な動きは言うまでもなく、周りの下級生たちの気合もすごくて、舞台にこれが乗っかったらどんな迫力になるんだろう?とますます期待が膨らみます。
阿修羅城の瞳
本家・劇団新感線の舞台では欠かせないという刀の重なり合う音、シャキーン!シャキーン!がなんとも言えず心地良い響き。
先日の稽古場情報で、ひーろー(ひろ香祐)が立ち廻りについて話していましたが、宝塚のなかでは、こっちゃん(礼真琴)の立ち廻りが一番動きが速いそうですね。
それを聞いて普通に「でしょうね。」としか思わないのが「礼真琴至上主義症候群」。(笑)
ぜんぜん当たり前ではないことなのに、こっちゃんの手にかかれば呼吸をするかの如く「当たり前」だと錯覚させられてしまいます。
こっちゃん出門、かっこ良すぎ!
そして意外にもありちゃんつばき(暁千星)がとっても自然に「女役」に馴染んでいて、違和感皆無でしたね。
こっちゃん出門の隣に立つと、さすがに「でかっ。」とはなりましたけど。(笑)
髪も中途半端な長さをハーフアップ風に留めて工夫してましたね。
きっと周りの娘役さんに色々教えてもらいながら頑張ってるんだろうな。
1本もので公演を通して女役だけをやるならもっと思い切った髪型もできるでしょうけれど、今回はショーがあるのでね。
髪を伸ばすにも、男役のヘアセットができる状態をキープしないといけないのは大変かも。
ま、実際、芝居の舞台に乗るときは鬘なわけだから、無理に伸ばす必要はないのかも知れませんが。
かりんちゃん(極美慎)の安倍邪空はオリジナル版でも普通に大きな役なので、宝塚版の凝縮Versionでも活躍の場が沢山ありそうですね。
二人が対峙して刀を合わす立ち廻りシーンは、色々余計なことを考えて感傷に浸ってしまいそう。。
かのんくん(天飛華音)とめぐちゃん(稀惺かずと)の役は、たぶん宝塚ヴァージョンとして見せ場が加えられてる気がします。
オリジナルを見て予習した時には、思いのほか「これをあの二人がやるのか」な印象だったので。

うたちゃんは、オリジナル版の役者さんがぶっ飛んでただけに、あの可愛らしい詩ちづるがこれを???でしたが、振り切っていてカワイイという噂を聞き、かなり興味津々。
けいこ場ではほんの少しだけしか映りませんでしたが、いい感じの「愛嬌たっぷり桜姫」の雰囲気が出ていましたね。
トップ娘役就任が決まり、これから求められるものも多く、高く、厳しくなると思いますが、見る側としてはうたちゃんがこれから星組の中でどんな存在感を示してくれるのか、とっても楽しみです。
エスペラント!
前回の『Tiara Azul -Destino-』が神ショー過ぎたので、私の中では今回の『エスペラント!』に対するハードルがめちゃめちゃ上がってしまっています。
お稽古風だけではなかなか全体の雰囲気がつかみきれませんが、こっちゃんファンを確実に泣かせにきたのは分かりました。(笑)
こっちゃんのソロダンスや、素敵なメロディーにも期待が膨らみます。
そしてほんの僅かなフレーズだけでしたが、こっちゃんが歌う歌詞を聞いてすでに胸震える思いでした。
本当に旅立ちのときを迎えるんだな~と実感。
あと、トップ娘役・舞空瞳が稽古場にいないって、こんなにも雰囲気が違うんだな~としみじみ。
トップ娘役って、ある種の「空気」みたいに自然にそこに存在していて、当たり前のように華やかさをまき散らし、その存在感を示しているんだな~なんて改めて感じました。
いつもであれば、ことなこ(礼真琴・舞空瞳)のデュエットダンスであろう場面で、こっちゃんが一人舞う姿を見せられると、今さらながら複雑な気持ちになります。
なこちゃ~ん(舞空瞳)!!!ってなる。
でも、こっちゃんとなこちゃんが二人で決めたそれぞれのゴール。
全力応援!しかないですね。
ありちゃんとの惜別のダンスはあるかのな?
想像するだけで泣ける。。。
まとめ
稽古場の椅子に座って、こっちゃんがお芝居をしたり、歌ったり、踊ったりしている姿をいつも目を細めて優しい表情で見つめるみきちぐ組長(美稀千種)。
そして同期生のひーろー(ひろ香祐)やりらちゃん(紫りら)の表情もとーっても温かく、見ているこちらの胸が熱くなってしまいます。
「礼真琴」という唯一無二のスーパートップが率いた星組。
ひとつの時代が完結することへの寂しさはあれど、あらためて、宝塚ファンとして「この時代」に立ち会えていることに感謝しつつ、、、
来週のチケット抽選にすべてをかけようと思います!!(笑)