ひとりごと

『パリのアメリカ人』動画で予習 バレエがすごすぎ!配役も予想してみた

『パリのアメリカ人』動画で予習 バレエがすごすぎ!配役も予想してみた
SETSUKI
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雪組東京公演『ROBIN THE HERO│オーヴァチュア!』の幕が開き、私はまだこれから初見だというのに、気が早いから次の公演を予習してみました。

『パリのアメリカ人』。

この作品の原作は、1951年にアメリカで公開されたミュージカル映画です。

2005年にパリでバレエ版が上演され、ミュージカル版は2014年に幕を開けました。

2015年にブロードウェイ公演が幕を開け、その後2017年にはロンドン公演が行われています。

日本では、ミュージカル版が劇団四季によって2019年に初演されましたが、実はその1年前、2018年にOSKが「映画版」を基にしたミュージカルを上演していたようですね。

バレエがすごすぎる

この作品は全編を通して、バレエがふんだんに盛り込まれています。

私は2018年のロンドン・ウエストエンド公演の舞台を映画化したものを観たのですが、想像以上に「バレエ」でした。

流れるようなしなやかさ、美しい身のこなし、ダンサーたちの技術の高さがものすごい。

それもそのはず、この時の主演はニューヨーク・シティ・バレエ団でプリンシパルの経歴を持つロバート・フェアチャイルドさん(ジェリー)と、英国ロイヤル・バレエ団のリャーン・コープさん(リズ)。

そりゃね、すごいわけです。(笑)

そのほかの出演者たちのダンスもみ~んな素晴らしくて、「これを宝塚でやりますの⁉」ってなりました。

いや、逆に全員がバレエの基礎からダンスを学んできているから、全員がハイレベルではなくとも「宝塚だからこそ」、オーディション選抜もなくいつものメンバーで上演できるのかも知れない。

本気のバレエが随所に盛り込まれているので、女性同士の宝塚ではちょっと無理だろうな~という振り付けもちらほら。

恐らく振り付けは宝塚テイストにヴァージョンチェンジすると思われますが、にしても、これは大変そうだな、と。

あーさ(朝美絢)、頑張って!(笑)

劇団四季が上演する時には、私が観たこの舞台版でも演出・振付を担当していたクリストファー・ウィールドン氏をはじめとするオリジナルスタッフが来日して、本格的な出演者オーディションをしていたようですね。

バレエ、ジャズ、タップ、歌、芝居 … 。

劇団四季はこの公演に限らずこうした本格的なオーディションを劇団内でしているとは思いますが、この作品のオリジナル版ではトップクラスのバレエダンサーを起用していることでもわかるように、「バレエ」を魅せる構成になっているので、宝塚版、、、どうなるのかな?と。

宝塚でもちょいちょいオーディションはされていますが、全キャストってことはないですもんね。

なおちゃん(瀬央ゆりあ)異動後のにわか雪組ファンの私としては、まだ下級生事情が全く把握できていないのですが、出演者はダンサーが多いのかしら??

さすがにその辺りは計算して振り分けしているのよね??というのが気になります。(笑)

でもって、ファンの方には叱られそうですが、あーさにあまりダンサーのイメージがない。

学生時代からダンス部だったというのは聞いたことがありますが、バレエってどうなのかな?と。

やはり宝塚版は、オリジナルよりも少々バレエ要素は控えめになるのかも知れませんね。

ロンドン版が動画で観られます

そしてこれを読みながら、どんな感じなの??って気になり始めてますか?

はい、動画を見られるリンク貼っておきますね。

舞台が映画化されているので、最初は普通に有料動画サイトでタイトルを探したけど見つからなくて、あきらめ半分で YouTube で検索してたら、あるじゃん。(笑)

お時間のある時にでも、見てみてください。

上演時間は2時間15分くらいです。

宝塚版ではここに軽くフィナーレをつけて、程よく仕上げる感じですかね。

因みに、当たり前ですが「英語版」です。

英語が苦手だけど、少しでも理解しながら観たいなという方は、日本語字幕を自動で表示させることができるので、使ってみてはいかがでしょうか。

設定(歯車マーク)をクリックすると上の画面が出るので、「字幕」をクリック、一番下の「自動翻訳」をクリックすると国名が出てくるので、その中から日本語を選択すればOKです。

日本語はかなり下のほうにあります。

ただし、自動翻訳なので、かなり不自然です。

そして明らかに男女の言葉尻が入れ替わっていたりします。(笑)

でも、まったく英語が聞き取れない!という方には、何を言っているかのイメージをつかむ手助けにはなるはず。

私はとりあえず補助的に日本語字幕ONにして見始めましたが、英語の聞き取りができないわけではないので、逆に正しい英語が耳に入って来なくなるくらいテキトーに翻訳されてイラつき、消しましたけど。(笑)

楽曲は「アメリカ音楽の父」とも言われる作曲家ジョージ・ガーシュウィンと、その兄で作詞家のアイラ・ガーシュウィンが手がけていて、「あ!この曲知ってる」「あ!この曲、あの作品で使われてた曲だ!」と、耳馴染みのあるメロディーが沢山出てきます。

宝塚でお馴染みのメロディーが流れてくるので、きっと親しみを感じながら楽しめると思います。

ガーシュインと言えば、もう10年以上前になりますがキキちゃん(芹香斗亜)が花組時代に主演したバウで演じていましたね。

タイトルがまさに『フォーエバー・ガーシュイン』。

懐かしい。

配役予想もしてみた

予習したということは、配役予想もしたくなるのがファンの性。(笑)

舞台は第二次世界大戦直後のパリ。

この作品のメインキャストは5人です。

そして、名のある脇のキャストが4人といったところですかね。

宝塚版の出演者は28名いますが、その他大勢も出番はけっこう多くて、いっぱい歌って踊っているので、程よい具合じゃないかと思います。

ジェリー・マリガン:朝美絢

元アメリカ軍人で、終戦後もパリに残って画家として新たな人生を夢見る青年。

主役ではありますが、出ずっぱりという感じではなかったですね。

でも、最大の見せ場はやはり後半のリズとのバレエ。

劇中ショーで全体的にかなり長いダンスシーンが続きますが、二人のナンバーがけっこう長くて、バレエをあまり分かっていない私から見ても、かなり高度なバレエかと。

そりゃプリンシパル、本物のバレエダンサーですから、あちらは。(笑)

あーさがこれを踊るのか、、、と思いながら観ましたが、どこまでオリジナルに挑戦してくれるのかが楽しみです!

歌はそんなに多くない気がしましたが、いや、ダンスにばかり気が取られて印象が薄かっただけかな?

セリフも交えて、といった場面が多かったような。

とにもかくにも、ダンス、そしてダンス。

リズ・ダッサン:音彩唯

かつてモンテカルロでバレエの教育を受けていたダンサー志望のユダヤ人女性。

第二次世界大戦で両親と離れ離れとなって、アンリの家族にかくまわれていた過去を持つ物語のヒロイン。

これ以外にキャスティングの選択肢はないですよね。(笑)

出演者が発表になった瞬間から「おめでとー」な雰囲気がファンの間には漂っておりました。

このリズちゃんもヒロインですから当然ですが、かなりバレエシーンが多いです。

トウシューズで踊る場面ばかりだった印象です。

歌声が素晴らしいのは誰もが認めるところではありますが、主席入団のはばまいちゃんですから、きっとバレエも高い技術を持っているのよね?←よくわからない。(笑)

それはともかくとして、オリジナルでリズを演じていた女優さん(いやバレエダンサーが本業なのかな?)が、コケティッシュな雰囲気でなんとも可愛らしい!

はばまいちゃん(音彩唯)ならこの役にピッタリな気がします。

そしてあーさとの絵面も似合いそう。

雪組のトップ、2番手、3番手、3人から愛されるというなんとも贅沢なヒロイン。(笑)

ヒロイン経験豊富なはばまいちゃんが、この役をどう解釈して演じてくれるのか楽しみですね!

アダム・ホックバーグ:瀬央ゆりあ

ジェリーと同じ元アメリカ軍の兵士で、作曲家を目指しているが現在はバレエ団でピアノを弾きながら生計を立てている男性。

このアダムはストーリーテラーの役目を担っています。

幕開きは彼がひとり、ピアノを軽く弾きつつ語るところから始まります。

ただ、オリジナルのカーテンコールを観る限り、アダムよりアンリのほうが香盤は上のようです。

たしかにアンリのほうが目立つ役だな、とは思いますが、このアダムもソロで歌ったり、ピアノを弾いたり(!)、もちろんたくさん踊って、ストーリーテラーの役目も果たすので、作品の中ではとっても重要な役。

そして、オリジナルを見ながら、なおちゃん(瀬央ゆりあ)が演じている姿が想像できる役でした。

アダムとアンリとでは、どう考えてもなおちゃんがアダム。

男同士のちょっとコミカルなセリフの掛け合いもあって、毎公演、爆笑をさらっていくんだろうな~と。(笑)

ちょっと不器用なクセのある男って感じですかね、アダムは。

楽しみなのは、黒燕尾にシルクハット、ステッキを持ってのタップダンス!

このショータイムがファンには最高の「ご褒美タイム」です♡

なおちゃんの黒燕尾‼

早く観たい。

チケット、ぷりーず。(笑)

アンリ・ボーレル:縣千

3人のうちアンリだけがフランス人。

両親が資産家で裕福な暮らしをしているものの、両親に内緒でショースターを目指しているアンリ。

ショースター志望だから、歌ったり踊ったりの大活躍。

加えてリズとの絡みも多いので、やっぱり宝塚で言うところの2番手ポジですね、この役は。

ただ、カーテンコールで序列をつけなければ、つまり、アダムと一緒にカーテンコールに登場したら「そっかどっちも重要な役だもんな~」と思えるし、逆にアダムが後に出てきたらそれはそれで、違和感なし。

実質2番手がやる役だけど、カーテンコールは3番手にして現体制の体裁を保つパターンでしょう、きっと。

なおちゃんの「2番手」をこの後に及んで「濁したいらしい」劇団にとっては、もってこいというわけか。

あ、なんかムカついてきたかも。(笑)

でも役柄的には、アンリはあがちんに似合っているなと素直に思いました。

ダンスに歌に、高い技術を必要とする役ですが、この役を自分のものにできれば、大きく飛躍できるはず。

ダンスはともかくとしても、お歌が、、、ね。

あがちん頑張れっ!

マイロ・ダヴェンポート:愛空みなみ

バレエや絵画などの芸術活動に出資するアメリカ人の実業家。

はじめはジェリーの芸術家としての才能を買ってくれるのですが、次第にジェリーに魅かれていって男女の恋愛模様になる流れ。

お金持ちにしては嫌味なところがなく、サバサバとした魅力的な女性です。

最終学年でロビンの新公ヒロインをGetしたみなみちゃんが抜擢されるでしょうね。

可愛らしい女性という面も持ち合わせてはいるものの、どちらかというと大人の魅力がポイントになる女性だと感じたので、愛羽あやねちゃんあたりの上級生で観てみたい気もしますが、そうなると他に役がないんですよね。

みなみちゃん、個人的にも可愛らしくて好きなので、ぜひマイロで観てみたいです!

マダム・ボーレル:愛羽あやね

バレエ団の幹部を務めるアンリの母親。

ちょっと古い思考で口うるささがあるものの、嫌な感じがしないのは役者さんの演技力なのかな⁉

この役ははなっからあやねちゃん一択。

年齢設定を考えれば老け役なんでしょうけれど、オリジナルでもとっても美しいお母様だったので全然そんな風に思わなかったですね。

最後のほうでアンリのショースターになるという夢が明かされてからの、パパ(夫ね)さんとのちょっとした感情の芝居が秀逸でした。

ベテランのお芝居に期待です。

ムッシュ・ボーレル:透真かずき

アンリの父親で、とっても普段は寡黙なのですが、こちらもアンリの夢が明らかになった時の芝居が素晴らしかった。

ベテランの味わい。

本当にちょっとした芝居で、誰にでもできそうなシーンなんだけど、でも、あれは演じる役者によって随分と与える印象が異なると思います。

ということで、パパはこのカンパニーの最上級生である透真かずき氏に託すことに。

オルガ:妃華ゆきの

バレエ団のバレエ教師で、オーディションの時にちょっと目立つ程度ですが、とりあえずは通し役として認識できる立ち位置かな。

オリジナルではけっこう年配の女性が演じていたので、ここは上級生をなんとなく配置。

スミマセン、ほんと、なんとなく。(笑)

ミスターZ:蒼波黎也

バレエ団の監督さんで、台詞はほぼなし?だったような。

ただ、ビジュアルはいかにもバレエ団に居そうなピッチピチのシャツ?みたいなのを着ていて、目に留まります。

でも、役って程の役でもないからな~。

これも、なんとなく。

だってワカラナイ。(笑)

まとめ

予習好きゆえ、先回りして配役予想をしてみましたが、とにかく最初に書いたようにこの作品は「バレエ」がすごすぎて、どの役も皆さん大変だろうな~と。

でも、観る側としては、あの素晴らしい舞台芸術が宝塚でどうアレンジされて生まれ変わるのか、かなり楽しみでもあります。

それにしてもこの作品が発表になった時に、実は私、石田昌也先生の名前が目に入って「うそでしょ?」って思ったんです。(笑)

まだ全編を見ていなかったけど、なんとなく作品については知っていたので、この上質なミュージカルを石田先生で、大丈夫ですか?と。

そしたら石田先生は潤色・上演台本だけで、演出は指田珠子先生の名前があって、ちょっと安心。

指田先生演出なら、なんとなくイメージ湧くなと。

台本に石田先生が「妙な」笑いをぶち込んでこないことを祈るばかりです … 。

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