ひとりごと

『雨に唄えば』別箱同期の役替わりで‼勝手な配役と花組の2026年

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今回は「この組でこれが観たい‼」シリーズ〔その3〕。

花組で『雨に唄えば』が観たい‼編です。

このシリーズのイントロダクションは↓こちらから。

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『エリザベート』や『ファントム』は、なんとなく近いうちに再演があってもおかしくないなと思える演目ですが、今回のこの『雨に唄えば』はどうかな。

過去に宝塚で上演されたのは3回。

『ファントム』とて4回しか上演されていないので、似たようなものか。

もしかしたらもしかするかも!

そんな期待を込めて、もしも花組で上演するならば … を考えてみました。

宝塚版『雨に唄えば』の歴史

『雨に唄えば』といえば1幕ラスト、ですよね。

舞台上に十数トンもの水を使って「雨」を降らし、その中でびしょ濡れになりながら楽しそうにタップを踏みながら歌い踊る主人公ドン。

あの演出は宝塚版でもしっかり踏襲され、スターさんが楽しそうにびしょ濡れていました。(笑)

初演は2023年 星組公演

宝塚での初演は2003年の星組。

当時2番手スターだった安蘭けいが主人公のドン、宙組から特出の大和悠河がコズモ、新進若手娘役で研4になりたてだった陽月華がヒロインのキャシーを演じました。

この頃は各組の2・3番手クラスのスターさんが他の組に交換特出する制度がありまして、新鮮と言えば新鮮、でも組内の番手が安定しないのでやっかいといえばやっかい。(笑)

前回の記事『ファントム』の宙組初演でシャンドン伯爵を演じていたのは、星組から宙組に特出していた安蘭けい。

あのときは、ファントムを上演するために、歌の苦手なタニちゃん(大和悠河)を外して他組に出演させ、歌うまとうこちゃん(安蘭けい)を宙組に出演させた、とか言われていましたっけ。

なんか妙に説得力ある。(笑)

余談になりますが、、、

この時代はいわゆるうえジィ(植田紳爾)闇の時代の末期。

演出家として数々の名作(や駄作…笑)を宝塚歌劇の舞台に送り出してきたうえジィですが、1996年から2004年には劇団の理事長を務めていました。

いろいろ賛否両論が渦巻くビックリなできごとが多かった時代ですよね。

宙組を誕生させたのは功績かも知れませんが、その後のスター人事が迷走しまくり、スター専科だの、他組への交換出演だの、多くのスターさんが振り回される結果となりました。

『雨に唄えば』はそんな時代に星組で上演された公演です。

そしてこの作品の配役で注目なのがリナちゃん。

サイレント映画のドル箱スター女優であるリナ・ラモントは、とんでもない悪声の持ち主で、トーキー(音声付き映画)には対応できない、どうしよう・・・という流れがあるので、リナちゃんを演じる役者さんは「どっから声出してる⁉」というコミカルな声を発します。

星組の初演では、のちに花組に異動となりトップに就任した真飛聖が演じました。

宝塚版の中ではこの初演のゆうちゃん(真飛聖)リナが一番好き!という意見が多いように思います。

ゆうちゃんの天性の明るさと面白さが存分に発揮された配役でしたね。

再演は2008年の宙組公演

初演から5年を経て、宙組トップスターになっていた大和悠河が主役のドンを演じ、相棒のコズモは宙組2番手だった蘭寿とむ、ヒロインのキャシーは当時研7の花影アリスが演じました。

公演が決まった当初、ヒロインのキャシーは大和悠河の相手役としてトップ娘役に就任していた陽月華がふたたび演じる予定でした。

が、怪我のため本公演を含め全休演となったため、代役としてアリスちゃんがキャシーを演じることになったのです。

アリスちゃんは下級生時代から舞台姿が「花總まり」に似ている!と言われ、研3で『ファントム』の新公でクリスティーヌ役に抜擢、以降も3作品で新公ヒロインを経験、バウ初ヒロインは研5という娘役エリート。

さらに、彼女はタップダンスが得意だったので、すんなり代役が回ってきたのは自然な流れだったと思います。

ただ、この雨唄のヒロインを演じた頃には「トップはないな」と思わせる劇団の動きが見え始めていて、案の定、この公演のヒロインをピークにアリスちゃんの勢いは止まってしまった印象ですね。

さて、初演時にコズモを演じていたタニちゃんが、再演では主役のドンを演じたわけですが、、、

個人的にはタニちゃんはコズモ向きだな、と。

初演のとうこちゃんが何もかも上手すぎたので、比較されてしまうのは気の毒でしたけど。

そして注目のリナちゃんは北翔海莉、みっちゃんです。

もうね、みっちゃんは芸達者‼

何をやらせても自分のものにしちゃいますからね。

好き放題やってる感じが、これまた最高に「リナちゃん」でした。(笑)

でもものすごく計算して演じているのが北翔海莉。

初演のゆうちゃんも好きでしたが、再演を観てからはみっちゃん派になったかも知れない。

観た回数も多いから愛着があるだけかもしれませんが。。。

再々演は2018年の月組公演

最後に上演されたのが、7年前の2018年。

たまきち(珠城りょう)が主役のドン、相棒のコズモを2番手の美弥るりかが演じ、ヒロインのキャシーは当時研5の新進娘役、美園さくらが演じました。

さくらちゃん(美園さくら)はこの翌年、トップ娘役の愛希れいか退団に伴いトップ娘役に就任していますね。

さくらちゃんも研2になりたてで『1789-バスティーユの恋人たち-』でマリー・アントワネット(本役:愛希れいか)に抜擢され、研3でバウヒロインも経験した娘役のエリート。

彼女の場合は、ただ可愛いだけじゃなく、実力も伴う納得の爆上げだったように思いますが、ご本人から在団中の苦しかった思いを聞くにつれ、何が正解なのか、考えさせられますね。

それはさておき、この公演。

わたくし観れておりません!

録画も星組版と宙組版しかなくて。

舞台写真やハイライトでチラ見したくらいなので、なにも語れない。

この公演当時、仕事が超多忙でほぼどの公演もちゃんと劇場で見れていないし、しかもたぶん、過去いち月組をスルーしていた時代。(笑)

なのでお楽しみのリナちゃん、まゆぽん(輝月ゆうま)ヴァージョンをいっさい見たことがないんです。

今思えば、なんという損失。

月組ヴァージョンってスカステ放送はあったのかな?

あったよね、そりゃ。

いま調べてみたら少なくとも2020年に放送された履歴がありますね。

じゃ、またそのうち放送されるかっ。

スカステで月組版が放送されることがあれば、ぜひまゆぽんリナちゃんを見てみます‼

花組で上演するなら別箱かな

どう考えても、これをフルメンバーで大劇場は無理よね。

大劇場に雨降らそうと思ったら、十数トンどころか、数十トンの水を使わないといけなくなるかもしれない。(笑)

ということで、2026年の花組、別箱で上演するとすればどんなキャスティングで観たいかな?ということになるのですが、、、

まずは皆さま既にご存知かと思いますが、私はいま星担です。

つまり、極美慎だいすきです。

そこからスタートしてもいいですか?(笑)

いや、いずれにしても2026年の花組で何が話題の中心にくるかをかんがえたとき、聖乃あすか・極美慎の100期生の2番手ポジ覇権争いじゃないですか?

すんなりかりんちゃん(極美慎)がほのかちゃん(聖乃あすか)の下におさまってオシマイなはずもなく。

月組のおだちん(風間柚乃)が、全身から溢れ出るギラギラ感と強烈な個性で存在感を示しているのに対し、ほのかちゃんとかりんちゃんはどこか物足りなさを感じさせるというか、押しが弱め。

ビジュアルが美しくても、それだけではファンは増えていかない。

二人をあえて同じ組に配置するのは、ほのかちゃん、かりんちゃん、それぞれへの劇団からの「叱咤激励」という贈り物かも知れません。

どちらかを選ぼうとしているのではなく、ともに切磋琢磨してともに階段を上ってほしいという劇団からのメッセージ。

だから、2026年は二人にとって、安定した永久輝せあ体制のもとで次の一歩へ「挑戦」する年。

そんな風に勝手に考えているのですが、そこで、です。

この二人のWキャスト、役替わり公演で『雨に唄えば』を見てみたくない??って結論に至りました。

永久輝せあ、星空美咲のトップコンビは出演しません。

トップコンビのファンの皆さん、ごめんなさい。(笑)

今回の花組で観てみたい『雨に唄えば』は、別箱公演、主演は聖乃あすか、極美慎、で考えてみたいと思います。

これ、キャスティングを想像しながらかなりガチで観てみたくなっちゃいました。

2026年の花組、めちゃめちゃ面白くなりそう‼って。

単なる妄想にしておくのはもったいない。(笑)

新しい花組の楽しみ方

さて、ここからは花組で公演するなら、の勝手な配役を考えてみたいと思います。

出演者は30人くらい?

あ、もちろん出演者全員は選びませんから。(笑)

とりあえずメインの役だけ考えてみます。

ドン・ロックウッド:聖乃あすか、極美慎(役替わり)

100期の同期2人でW主演。

そしてドンを演じていないときは役替わりで、リナ・ラモント。

これ、激しく観たい‼

実はひとこちゃん(永久輝せあ)を主演にして、100期の二人をコズモとリナにシングルキャストを割り振ることも考えたのですが、なんか違う、って。

ほのかちゃん、かりんちゃん、二人ともにリナにチャレンジしてもらいたい‼

ドンやコズモも、もちろん挑戦だけど、いまこそリナ‼でしょう。(笑)

そして出た結論が、W主演の役替わり公演。

我ながら名案。

今の立場だからこそできる役替わりじゃないですか?

これがドンとコズモの役替わりではなんの面白味もないけど、ドンとリナの役替わりは絶対に面白くなると思います。

ひとこちゃんをドンにして、コズモとリナでの役替わりというのも選択肢にはありましたが、これからカンパニーを率いる立場になるであろう二人の「チャレンジ」なので、やはり主演としてカンパニーを背負いつつチャレンジしてほしいな、とね。

ある意味、私、鬼プロデューサーかも知れない。(笑)

あと、ちょっと心配なのが、かりんちゃん、、、タップ大丈夫か?

こっちゃん(礼真琴)が音楽学校以来17年振りのタップを今公演で踏んでいますが、ということは、かりんちゃんも星組配属以来12年間、タップを踏んでいないということよね?

別箱でもタップなかったよね?だぶん。

こっちゃんが出演しなかったので、すっかり記憶から飛んでいましたが、、、
博多座『ミー&マイガール』で、かりんちゃんジャッキー、軽やかにタップを踏みまくっておりました。(笑)

ご指摘をいただき始めて気づくという、、、大変失礼いたしました!
そしてありがとうございました!

かりんちゃん、別の意味で、試練。(笑)

コズモ・ブラウン:侑輝大弥

希波らいとくんに押されて微妙な立ち位置になっているだいやくんですが、なんとか踏ん張ってほしい!の気持ちを込めて。

ビジュアルが・・・タイプなんです。(笑)

コズモは楽しい役ですが、勢いに任せて演じると、主役を食ってしまいかねない難しい役。

ゆえに主役のドンがコズモの芝居をどう受け止めるか、という主役の技量にも関わって来るわけですが、、、

花組で下級生時代から切磋琢磨してきたであろうほのかちゃん、花組に新しい風を吹き込むであろうかりんちゃん、二人のドンを相手にイキイキとコズモを演じるだいやくん、見てみたいですね~。

ビジュアルも最強、路線から外れていくにはもったいない人材。

ここからの巻き返しに期待しています‼

キャシー・セルダン:彩葉ゆめ

そう来るよね、やっぱり。

2026年は研3なので、普通にあるでしょう。

次公演の新人公演の配役発表が待たれますが、少なくとも来年度には必ずヒロイン抜擢があると思います。

ゆめちゃんのキャシー、似合いそう。

ほのかちゃん、かりんちゃんが演じる「リナ」の吹替をゆめちゃんがやるのよ⁉

そして、イビられるのよ⁉

やだ、なんか絶対にこのキャスティング、面白くないですか?(笑)

本気で実現してほしい。

リナ・ラモント:聖乃あすか、極美慎(役替わり)

二人のリナの役作りの違いにとっても興味があります。

星担としては、かりんちゃんのはっちゃけ振りはなんとなく想像がつくのですが、あの美しいほのかちゃんがどんなやんちゃなリナちゃんを演じてくれるのか、ものすごく興味があるんです。

ドンを演じる時のスーツのカッコよさと、キンキン・ギャーギャー甲高い悪声で喚き散らす、でもちょっと可愛らしいワガママ女優のリナと、それぞれの変貌ぶりも話題になりそう。

私が観たのは真飛聖、北翔海莉の二人だけですが、二人とも本当に魅力的でキュートなギャンギャン女優(笑)だったので、私のこの役への期待はかなり大きい!

すごく観たい!!!

花組の2026年は …

2026年は、永久輝せあ・星空美咲コンビも早3年目に突入するんですね。

え、3年目?

間違ってないよね。

2024年の5月に就任してるから、来月になると2年目突入、2026年には3年目。

なんか早いな~。

とりあえずまだトップの退団はないでしょうから、安定のトップコンビのもとで100期の二人、聖乃あすか&極美慎の立ち位置がどうなっていくのかというのが話題の中心かな。

次回の花組公演で仮にほのかちゃんが2番手羽根を背負ったとしたら、星担としては、なおのこと、大事な大事なかりんちゃんの花組への異動について「謎解きパズル」しなきゃね。(笑)

2番手羽根なしっていうのも十分あり得ます。

瀬央ゆりあ方式。

トップ娘役と羽根半分ずつにすれば問題なしですよね? ← 根に持ってる。(笑)

花組人事、面白くなりそう。

そして、彩葉ゆめちゃんの活躍が見られるはず!と信じて疑わない自分がいます。

侑輝大弥くん、希波らいとくん、両名の動きも気になります。

なにげに目が離せない2026年の花組なのでした。。。

まとめ

花組で『雨に唄えば』が観たい!

がっつり個人的な願望で別箱公演をキャスティングしてみましたが、なかなか興味深い公演になりそうじゃないですか?

この公演、チケット取れそうにないな、とか思いながら書いていました。(笑)

さて、次回。

月組ファンの皆様には全力で拒否されそうですが、『風と共に去りぬ』を観てみたい‼をお届けする予定です。

地味に好きなんです、この作品。


〔このシリーズはこちら〕※随時更新中!

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