宙組チケット販売苦戦中?観たい時にチケットが買えるの最高じゃない?

宙組の桜木みなとプレお披露目公演となる『ZORRO THE MUSICAL』の一般前売りが始まり、ここのところチケットの売れ行きが話題になっていますね。
私もチラチラ覗いていたのですが、本日時点ではさすがにすべての席種で「〇」はなくなり、平日のA席とB席に「△」がついている程度。
確かにね、「即完売!」ということに慣れているファンの目には「大丈夫かな?」と映るのですが、私はちょっと別の視点で思うところがあって。
チケット買えるの最高!
めちゃくちゃ正直に言ってしまいますね。
ずんちゃん(桜木みなと)&宙組出演者のファンが羨ましい。(笑)
これは嫌味でなく、本気で、心底そう思います。
だって、自分の意思でチケットが買えるんですよ。
行ってみようかな、って思ったときにチケットが買えるんです。
本公演も別箱もなかなかチケットが手に入らなくて、大好きな礼真琴を、星組公演を、めったに見られないという状況が続いている身としては、目の前のボタンをポチればチケットが買える!というのは素直に羨ましい。
(そういえば、本日、星組東京公演の友会2次抽選の結果発表でしたが、安定の全滅でした)
「観てみたいな」と思ったときに、良席じゃなくても、少なくともチケットを買って観に行ける、これこそが本来あってほしい宝塚歌劇の姿よね、と思ってしまうわけです。
宝塚だけでなく外部のミュージカルでもなかなか観たい公演のチケットがが手に入らない、なんてことがありますが、なんだかとっても残念。
宝塚も一般の舞台も、コアなファンだけで席が埋まってしまう状況って、どうなんだろう?と。
特定のアーティストのコンサートとか、アイドルのコンサートならまだしも、ミュージカルとか演劇や歌舞伎もそうですが、なんというか、こう「ちょっと観てみようかな」という気軽さも欲しいですよね。
興行収益とのバランス
とはいえ、空席を埋められなければ売り上げダウン。
劇団にとっても死活問題ではありますので、今回のこの宙組のチケットがこの後どう捌けていくかは気になるところです。
ただ、理想としては、争奪戦かの如く「即完売」になって観たい人が観られない状況ではなく、席さえ選ばなければチケットを買える状況を残したうえで、少々「ゆとり」をもって最終的に売り切るっていう形。
売れ残る可能性もあることを考えるとリスクは大きいですが、かつては「観たいときに観られる宝塚」の時代もあったし、それでも劇団は111年続いてきているわけだし、何十年も見続けているファンもいれば、新しいファンもどんどん獲得し続けているわけで。
だから、今の宙組のチケットの販売状況はある意味、理想的。
これくらいがちょうどいい。
これが「不安だよね」じゃなく、「普通だよね」と思える環境になってほしいな、と思います。
宝塚の舞台はひとつの公演で70人もが何着もの煌びやかな衣装を着用するし、大階段をはじめとする装置装飾、電飾、そして出演者やスタッフの人件費、劇場そのものの維持費、その他にも一般的な舞台と比べるとかなり莫大な経費が掛かっていると思われるので、実際のところ、座席を売り切らないととても厳しい状況なのかも知れませんが、、、
いちファンとしては、毎公演ちょっとチケットが残っているくらいがありがたい。(笑)
シアターオーブって、1,972席もあるんですよね。
東京宝塚劇場が2,079席なので、それと100席しか違わない大きな規模の劇場。
ここのところ「即完売」という状況に慣れてしまっているので、思わず「あれ?」となってしまいますが、2000人規模の劇場で、トップになりたてのずんちゃんと、ネガティブな印象を払拭し切れていない選抜メンバーによる約1か月の公演ですから、ずいぶん健闘していると思います。
厳しい状況というよりは、これくらいの「余白」があったほうがいいかな、と。
そういえば、花組ひとこちゃん(永久輝せあ)の大劇場お披露目公演でも、「売れてないけど大丈夫かな?」な話題が飛び交っていましたね。
私は心の中で「観たいときに観られるなんてサイコーじゃないかっ!」って呑気に思っていました。(笑)
当日でも劇場に行けば、とりあえず後ろの隅っこでもチケットを買って見られる、、、その環境がどの組にもあってほしな~なんて。
人気商売ですから、チケットの売れ行きは当然気にしなければなりませんが、だからと言っていつも「即完売」は、正直なところキツイ。(笑)
まとめ
阪急交通社のイメガに就任した(っぽい)ずんちゃん。
阪急からイメガの公式発表がないのは何故だろう?
その辺りも気になりますね。
なにはともあれ、ずんちゃんのプレお披露目公演が思い出深いものになりますように!