ひとりごと

宙組 東京公演千秋楽「もうひとつの想い」ものすごく正直に語りたいこと

SETSUKI
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宙組東京公演が無事に千秋楽を迎え、トップスター芹香斗亜が卒業しました。

その観劇についてはすでに記事にしましたが、今日は、その裏で感じていたもう一つの想いについて、です。

あの日に起きたこと

芹香斗亜。

星組で初舞台を踏み、星組に配属。

そして花組に異動してからは順調に2番手まで駆け上がり、いよいよトップ間近と言われていたタイミングでの宙組異動。

そこからさらに2番手として9作待たされることになりました。

もうトップにはなれないのではないかと心配する声もありましたが、真風涼帆の退団を受けてトップスターに就任。

長い2番手生活でしたが、決してクサらず、地道に努力を続けたキキちゃん(芹香斗亜)だったからこそ得られた結果だったのだと思います。

祝福ムードの中、プレお披露目公演の『エクスカリバー』は大好評。

いよいよ大劇場でのお披露目、というタイミングであの「悲しい出来事」が起きてしまいました。

新しい宙組の門出の日、恐らく初日が明けたその日に、ひとりの宙組生が人生を終える悲しい決心をしていたのかと思うと、今でも胸が苦しくなります。

この悲しい出来事についての真相は、正直、今も闇の中にあるとしか思えず、いち宝塚ファンとして「すべて解決に向かっている」と信じるには至っていません。

私たちが知る唯一の真実

毎日のようにマスコミに取り上げられ、真偽がわからない情報が溢れるように流れ続けて疑心暗鬼になったり、かと思えば、明らかに内部者からリークされたとしか考えられない「生徒たちの音声」が出てきて戸惑ったり、いち宝塚ファンにとっても、長く苦しい時間でした。

あの日から次々と露呈した宝塚歌劇団の「非常識」に絶望的な感覚を抱きつつも、宝塚歌劇の存続を心から祈った日々。

今も、あのときの宙組で何が起きていたのか、何が真実なのかは、私たちにはわかりません。

これからもきっと知ることはないでしょう。

でも、ひとつだけ、私たちが知っている真実があります。

それは、

宝塚歌劇団の宙組生だった一人のタカラジェンヌが、自ら命を絶ったということ。

これ以上の真実はありません。

実は昨日、宙組千秋楽の舞台を劇場で観劇した時、彼女のことが頭に浮かんできて、複雑な感情がこみ上げてくる瞬間が何度もありました。

この舞台に、この仲間たちと一緒に立っていたんだな、、、

どんな思いであの日、舞台に立っていたんだろう、、、

時間と共に人の記憶は薄れていきます。

明日を生きて行くために気持ちを切り替えることも、必要なことです。

でも、何もなかったかのように過ぎていく時間に未だモヤモヤしている自分がいます。

ただ、どんなことがあったのか、なかったのか、ましてや誰が関わっていたのかなんてことがモヤモヤの原因ではないのです。

せめてひとこと・・・

ひとりのタカラジェンヌ、宙組の生徒が亡くなったんです。

昨日まで一緒に舞台に立っていた仲間が亡くなったんです。

誰に責任があるとかないとかじゃなく、組を代表する立場のトップスターや組長さんから「ひとこと」あって欲しかったと思います。

何を言っても批判されるから、或いは蒸し返されるからと、劇団があらゆる関連発言をしないようご本人たちにストップをかけているのかも知れませんが、だとしても、やはり残念です。

あり得ないとは思いつつも、もしかしたらキキちゃんが最後に「それらしき発言」をしてくれるかも、なんて期待する気持ちもありましたが、、、ファンへの感謝に終始して幕を閉じました。

それはそれでキキちゃんらしい、素敵なご挨拶だったと思っています。

苦しい時間を過ごしていたときもファンが信じて待っていてくれたこと、温かい拍手と歓声で迎えてくれたこと、それらに感謝を伝えるキキちゃんの想いは痛いほどに伝わってきました。

本当に楽しそうで、幸せそうで。

ただ一方で、舞台上のキキちゃんから「心身ともに健康でないと…」というような発言を聞いたときに、私の感情はとても複雑な思いでいっぱいになったのも事実。

「そこにいられなかったもう一人の宙組生」のことが頭を過ぎり、複雑な気持ちになってしまったのです。

宙組トップスター、或いは組長が、ともに自らの言葉で語ることを許されなかったのか、自らの意志で何も語らない選択をしたのか、それすら知る由もありませんが、キキちゃんの卒業と共に「あの出来事」にも幕が引かれてしまったような、、、そんな複雑な気持ちが残ります。

でも。

今日からまた、新しい宙組の歩みが始まっています。

まとめ

モヤモヤを吐き出しておかないと引きずりそうだったので書かせていただきましたが、これでこのお話はおしまい。

宙組創設以来、初の生え抜きトップスターとしての盛り上がりを見せているずんちゃん(桜木みなと)を中心に、専科から同期の水美舞斗も迎え、どんな宙組が見られるのか今から楽しみでなりません。

16年振りの宙組の劇場観劇は、いろいろな思いが交錯するものとなりましたが、これからは新しい宙組を、そして推しメンこってぃ(鷹翔千空)の舞台を楽しむために、コンスタントに劇場へ観に行きたいなと思っています。

これからの宙組に幸あれ!

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