ライトな会員でもシルバーらしい 宝塚友の会新制度タカラット

数日前、宝塚歌劇団の公式ホームページのトップページにオレンジ色の新しいボタンが登場しました。
「会員サービス(マイページ)」
数か月前から告知されていた宝塚友の会の新制度がいよいよスタートしましたね。
1月頃に届いた案内にはマイページやチケット販売スケジュールの公開は「4月中旬ごろを予定」と書かれていて、「は?サービス開始に間に合わせてくださいよ!」と思っていましたが、、、
やればできるじゃないか。(笑)
はじめて告知されたのは2024年秋頃だったでしょうか。
自分の新しいステージは何になるんだろう?と気になりながら、ポイント稼ぎにキャトルで駆け込み購入した方も多かったのではないでしょうか。
さて、皆さまの2025年度最初のステージは何になりましたか?
今日は宝塚友の会新制度についてのお話です。
書籍もメディアもほぼ、買わないファン生活
宝塚友の会から「制度が変わりますよ~」とお便りが届いたときは、正直、あまり気にしていなくて数日間放置。(笑)
だって、友の会に対して「期待」することは、遥か遠い昔に放棄していましたから。
気休め程度に継続しつつ、ときどき奇跡が起きてチケットが当たればラッキー☆みたいな感じです。
何度となく「改悪」されてきましたし。
私はファン歴こそ長いものの、他の熱心なファンの方々と比較すると現在はかなりライトなファン生活を送っています。
それでも、かつては歌劇、グラフ、ステージアルバム、ル・サンク(フォーサム)、公演プログラムなどの定期出版物や、贔屓の写真集、特集本、など出版物はすべて買っていましたし、DVDやBlu-rayも贔屓組はすべて購入していました。
ステージ写真も毎回必ず気に入ったものを数枚ずつは購入してました。
でも、インターネットが急激に普及して、いつでもある程度の情報が手に入るようになったし、舞台も1年待てばスカステで放送してくれるし、録画もしておけるし、1回ならディスクに落としておけます。
しかもリピート放送があるから録り忘れがあっても安心だし、念のための予備でもう一度録画するなんてこともしておける。
お稽古場風景などの特典映像だってタカラヅカNEWSなどで様子は見られます。
そんな時代なので、手元に溢れてゆく出版物や市販メディアはほぼ、買わなくなりました。
何十年分もの大切に保管してあったほぼ新品状態の書籍やメディアも、断捨離して必要な方々に大放出してしまったので手元には数えるほどの書籍とメディアのみ。
ましてや「グッズ」なるものには一切手を出しません。
舞台やスカステをただただ楽しんでいるといった感じでしょうか。
長年に渡り宝塚歌劇のファンではありますが、やたらと書籍やメディア、グッズを発売しまくっている劇団にとっては決して「上顧客」ではありません。
それなので、公演チケットが抽選で当たらない限り を落とす機会がなく、友の会が提供しているポイント制度はなかなかアップすることが難しいわけです。
でも、ポイントが増えないと「当選確率」も上がらない。
当選確率が低いからチケットはなかなか当たらない。
もうね、負の無限ループです。(笑)
偶然がもたらした奇跡のシルバー
そこへきて、新たな制度が導入されることになり、もはや絶望感が漂っていました。
でも意外や意外、あきらめモードで会員ページから自分のステイタスを確認してみたら、そこには「シルバー」と書かれているではないですかっ!
なにごと!?
完全に「ブロンズ」を想定していたので、そこに書かれている文字を二度見してしまいました。
何がそうさせたのか。
振り返ってみると、私、確かに秋以降年末までにキャトルで買い物してました。
ずっと何も買わない生活が続いていたのですが、なこちゃん(舞空瞳)の12月退団や、こっちゃん(礼真琴)の退団発表があり、急に購買意欲が湧いてきてしまって、まんまと劇団の退団需要の罠にはまってしまいました。(笑)
礼真琴・舞空瞳コンビの思いで写真を何枚か手元に残しておこうと思いながら、久しぶりにオーダー注文ページを開いたら、あれも、これも、それも、どれも、欲しい写真がいっぱい。
気づけば想定外の枚数の写真を我が家に迎えることとなり、、、これはまずい。
写真集だのCD、DVD、どんどん劇団の罠に堕ちていく現状。
退団需要とはよく言ったもので、ほんとうに購買意欲が高まてしまいますよね。
宝塚は特に、在団中と卒業後では「男役」➡「女優」という空想上の性転換が伴うので、その需要は各段アップするのは必然なのだと思います。
そして、偶然にもここのところの友会抽選チケットの当選率アップが重なり、新年度のステイタスに影響するとされた2024年12月までの 使用頻度が高くなった結果、、、
まさかの「シルバー会員」を Get となったようです。
たしかに旧制度最後に届いたご案内の宛名面には「プラチナ」と印字されていて、「いつの間にプラチナ?」と思っていたところでした。
シルバー会員ができること
友の会の会員全体で、それぞれのステージ割合ってどれくらいなんでしょうね。
宝塚はディープなファンが多いので、恐らくゴールド、シルバーで大部分が占められていたりするのかな。
でも、私の周りには結構お金落としていそうなファンの人でも「ブロンズ」だったという人もいるので、よく分かりません。
ブロンズとシルバーの間には1700カラットの幅があるのに、シルバーとゴールドの間には500カラットしか幅がないのも、なんとも絶妙な商売魂。(笑)
通常公演のチケット抽選は平等であるべき
さて、シルバー会員ができることは何だろう?と改めて見てみました。
通常公演はこれまで同様にすべての会員が第1抽選から申し込み可能。
変更点としては、まずは第2抽選までだったのが第3抽選まで実施されることになり、先着順が廃止されたことでしょうか。
私はそもそも時間と労力を使う先着順は参戦しないので影響なしですが、先着順に望みをかけてきた方にとっては痛手?
ただ新制度では、第1抽選で当選しなかった人が第2抽選で優先され、同様に第2抽選でも当選しなかった人が第3抽選で優先されるということなので、これまでよりは確率的にはアップしそうですね。
申し込み枚数制限も見直されました。
ランクが高く当選確率の高い人が一人で何公演も当選する、結果的にまたポイントが加算され、当選確率が維持される、という馬鹿げた異常ループは減りそうです。
「宝塚友の会」は会員全員で支えているのですから、本来、通常公演のチケットは誰にでも同じ条件で抽選を行うべきであると思います。
世の中で言われる様々な「格差問題」と同じで、劇団に高額を落とせる人々が優遇され、そうではない人たちは「宝塚歌劇を観る」ことさえ叶わない、なんてことはどう考えても違和感がありました。
グッズ購入やその他に付随する「特典」はあって然りとは思いますが、根幹部分の「舞台を観るチャンス」は平等でなければね。
カスタマープログラムはちょっとシビア
これはね、多くのファンにとって大げさではなく死活問題な気がします。
カスタマープログラム対象公演と位置付けられているのが下記の公演です。
- 初日
- 新人公演
- 千秋楽
- サヨナラショー実施公演
- タカラヅカスペシャルなどの特別イベント
これまでも「当選確率」という見えない格差はありましたが、なんとなく奇跡を信じて抽選に参加できていたこれらの公演ですが、この4月からステージごとに参戦できるタイミングが指定されます。
私はなんとか奇跡的にシルバーを拝命したので、SS抽選の第1抽選には参戦できないものの、S・A・Bの第2抽選からは参戦可能のようです。
つまり、今までと変わらないかな、な印象。
SS抽選は参戦はしても近年当たったためしがないのでね。
でも第1抽選でSSが当たった人は第2抽選で弾かれるはずだし、第2抽選にはブロンズ以下の方々が参戦できない仕組みなので、少しは当選確率が上がるのかも知れません。
ありがたい気もするけど、、、参戦すらできないファンの人たちがいるのには、なんか居心地よろしくないな。
とはいえ、どしょっぱなから星組の東京公演の抽選なので、こっちゃんサヨナラショーが観たい!
ゴメンナサイ、矛盾した気持ちがこみ上げてきてしまいます。
どーせ当たらないけど、参戦させていただけるチャンスを大事に使わせていただきます!
カスタマープログラム対象公演のエントリー枚数が第2抽選までは「1公演につき1枚」の制限が加えられたので、当選人数は単純に増えるのかな。
でも、キキちゃん(芹香斗亜)の東宝・大楽が「無欲の当選」を果たしているので、そこで運を使い果たしている気がしないでもありません。
いやはや、どうなることやら。
まとめ
私は贔屓組以外は基本的に大劇場の抽選には参戦しないので、初参戦が4月26日の星組・東京公演になる予定です。
大劇場公演に行かれる方にとっては花組公演の抽選が来週、先陣を切って始まりますね。
新しいサービスが始まるときにはたいてい何かしらのトラブルが起こりますが、何も起こらず無事に新システムが機能することを祈るばかりです。
間違ってもどこぞやの抽選のように、間違った抽選結果を利用者に通知しないよう願います。
宝塚で星組の観劇大劇場公演を観たかったのに、東京に振り替えてもらえませんか?の通知を受け取った方々、無事もろもろ解決したのでしょうか。
東京公演の抽選結果も昨日、すべて通知されていますが、私は安定の落選です。(笑)