『パリのアメリカ人』配役が発表になったので答え合わせ

雪組東京公演『ROBIN THE HERO│オーヴァチュア!』の東京公演が幕を閉じ、つかの間の休息を楽しんだであろう雪組さん。
宙組の別箱、星組の東宝、そして東宝千秋楽直後の雪組と、奇跡的に95期の現役生がお江戸に集結していたこの6-7月。
冷静に考えてみたら、かなりレア。。。
あちらこちらで95期の観劇情報が飛び交っていて、なんともホットなひとときでございました!
さて、雪組はいよいよ御園座公演に向けて始動ですね。
御園座での退団者がいるのは驚きましたが、名古屋の暑い夏を無事乗り切って、最高の思い出を胸に卒業を迎えられることを願っています。
そして配役も発表になりました。
もう随分前になりますが、配役予想をしていた記事を引っ張り出して、サックリ答え合わせをしておこうと思います。

私にしては上出来の結果
なかなかね、いつも派手に外す私の配役予想。
そもそも、あーさ(朝美絢)以外のメイン2人も逆だったし。
ま、でも、私にしては上出来な感じよね、とかなり甘めの自己評価。
半分当たってればOK。(笑)
ジェリー・マリガン
朝美絢 ➡ 〇
いちおうね、ここも書いておきます。
この作品の売りは何と言っても「本格的なバレエ」ですが、本格的過ぎて女性同士ではちょっと無理だろうな … という振付が多数ありました。
なので、あーさがどこまで踊ってくれるのか、とっても気になるし楽しみです。
できる限りオリジナルに近づけた振りになるのか、まったくの宝塚ヴァージョンになるのか、、、
アンリ・ボウレル
瀬央ゆりあ ➡ ✖(予想:縣千)
ポスターと共に主な配役が発表されたときの、大変嬉しい誤算だったなおちゃんアンリ(瀬央ゆりあ)。
ショースターを目指すアンリは、とにかく歌って踊って大活躍。
良いとこのボンボンだけど、親に内緒で夢を追っているという状況なので、両親とのあれやこれやもあります。
オリジナルのポジション的には明らかに2番手役なので、この配役はとても順当なのですが、基本的に劇団の考えることはよく分からないから(笑)、色々濁しつつこの役をあがちん(縣千)に振る気がしていたんですよね。
あがちんにも似合いそうな役でしたし。
なおちゃんがこの役をやってくれることを知った時は、かなり嬉しかったです!
絶対に観たい!観たい‼観たい‼‼‼がつのり、スケジュール的には少々キツイのを覚悟のうえ、御園座遠征を決めました。
いやー、ホント楽しみです♡
アダム・ホックバーグ
縣千 ➡ ✖(予想:瀬央ゆりあ)
いろいろ思うところはあれど、オリジナルを見ながら、なんとなくなおちゃんが演じている姿が重なった役でした。
なので、アダムとアンリを逆に予想していたのですが、ふたを開けてみれば。
香盤は3番目ですが、この役が2番手でもおかしくない比重の役ではあります。
ストーリーテラーの役割を担っており、幕開きはこのアダムがピアノを弾き、語り始めるところから始まります。
少々クセの強い男ですが、作品の中では間違いなく重要な役どころを担っています。
そして見どころも沢山。
コミカルな部分もあれば、黒燕尾にシルクハットでタップを踊るシーンもあり、しかもストーリーテラー。
あがちんにとって「もうあと一歩」を踏み出すための、ターニングポイントになりそうな役です。
個人的には『オーヴァチュア!』で、宙に浮いているような、無重力であるかのごとくしなやかなあがちんのダンスに感動したところなので、今回の作品では彼女のダンスシーンが沢山見れるのではないかと、かなり楽しみしています!
リズ・ダッサン
音彩唯 ➡ 〇
夢白あやちゃんの退団が発表され、ほぼ次期トップ娘役になることが確実視されているはばまいちゃん(音彩唯)。
スタートダッシュが早かった割には、花組のみさきちゃん(星空美咲)、星組のうたちゃん(詩ちづる)に先を越され、ここからさらに待たされることになればトップ娘役就任も危ぶまれるのでは??と心配しましたが、、、
来年には105期の娘役トップ3人娘が誕生しそうですね。
このリズ役はとにかくバレエシーンが多い!
オリジナルは本業のバレエダンサーが演じているので、それはそれは美しいダンスシーンの連続でした。
はばまいちゃんも器用になんでもこなす実力派ですから、きっと、うっとりするようなバレエシーンを魅せてくれることでしょうね。
そして、雪組の1,2,3から愛されるという超贅沢な役を堪能してください!って感じ。(笑)
マイロ・ダヴェンポート
妃華ゆきの ➡ ✖(予想:愛空みなみ)
アメリカ人の実業家で、ジェリーとの恋愛模様にも絡んでくるメインキャスト。
大きな役がそんなになく、その中においては数少ない目立つ役なので、育成枠で新進娘役に回って来るのかな~なんて思っていましたが、ここはベテランがきましたね。
マイロは、バレエや絵画などの芸術活動に出資するアメリカ人の実業家で、かなりのお金持ち。
にも拘らず、嫌味なところがなくサバサバとしていて、それでいて可愛らしさも持ち合わせているという非常に魅力的な女性です。
ゆきのちゃんなら、安定感抜群。
あーさとも相性良さそう。
マダム・ボーレル
愛羽あやね ➡ 〇
バレエ団の幹部を務めるアンリの母親です。
これはもう、予想の時からあやねちゃん一択でしたね。
アンリ(瀬央ゆりあ)の母親なので、年齢設定で言えば少々「老け役」の部類かも知れませんが、オリジナルを見ているときにはそれはあまり感じませんでした。
アンリがショースターを目指していることを知ったあとの、ボーレル夫妻の感情芝居がほんとーに素晴らしかったんですよね~。
予想通りの配役で、ますます楽しみになりました!
ムッシュ・ボーレル
透真かずき ➡ 〇
アンリのパパ。
普段は寡黙な父親ですが、アンリの夢を知った後の芝居がねぇ、、、秀逸。
これはベテランにしか出せない味だな。
配役予想の時にも書きましたが、本当にちょっとした芝居なんですよ。
誰にでもできるお芝居のいちシーンではあるかも知れませんが、演じる役者によって印象を異にする場面だと思います。
なので、やっぱりここは次期組長となるベテランの透真かずきさんで正解。
ズルトフラフスキー(Z先生)
蒼波黎也 ➡ 〇
バレエ団の監督さん。
でも、しゃべっている場面がなかった気がする、、、というくらいの役。
ただ目には留まる通し役です。
この役の予想の基準は「はなんとなく新進男役でビジュアル選抜」でしたが、見事、当たりました!(笑)
とにかく役が少ないので、これくらいしか目立つ脇役が、、、ない。
Z先生の助手 オルガ
琴峰紗あら ➡ ✖(予想:妃華ゆきの)
こちらもバレエ団のバレエ教師で、Z先生の助手。
オーディションの時にちょっと目立つ程度で、役って程の立ち位置でもないかな、、、という印象。
予想ではむりくりゆきのちゃんを押し込んでいましたが、外れました。。
琴峰さん、研7、かな?
ごめんなさい、あまり存じ上げない名前でした。
公演を観るときにしかと確認します!
でもきっと、宝塚版ではさらに比重が小さくなっていそうな予感。
その他
私のオリジナルをみたときの、おおよその配役予想はここまででした。
あとは場面ごとに出てくるモブさんたちは、複数の役を兼ねていたのではないかしら。
各場面でそれなりに目立つ立ち位置のキャストはいたので、名前のついているキャストはその人たち?
それはそうと、ひとつ気になった配役があります。
苑利香輝くんの役。
鳩。
え?ハト?
なんだろう、、、
そんな象徴的な場面ってあったかなぁ?
ちょっと私の記憶にはない。
でも、ひとりだけの「鳩」だから、かなり象徴的な存在として登場する気配がしますよね。
バレエの中で平和の象徴みたいに舞うのか?
よく分からないけど、、、
とっても気になりました。
おわりに
この作品は「アメリカ音楽の父」と言われている作曲家ジョージ・ガーシュウィンと、その兄で作詞家のアイラ・ガーシュウィンが手がけています。
ガーシュウィンという名前だけは耳馴染みがありますが、実際、どんなメロディーを生み出したなのかは、正直、あまり知りませんでした。
でも、オリジナル版を見たときに、物語の中に流れる音楽がどれもこれも「知ってる!」「これもそうなの?」という曲ばかりで。
知っているメロディーが次々に流れてくるので、自ずとワクワクも高まります!
そして宝塚歌劇の中でも、ガーシュウィンの名曲がたくさん使われていることに、あらためて気づきました。
バレエシーンも本当に素敵ですし、私の大好きなタップダンスもあります。
黒燕尾にシルクハットの美しさもあれば、ちょっとコミカルな掛け合いもあったり。
朝美絢・瀬央ゆりあ・縣千、雪組の1,2,3が、ガッツリと絡むお芝居は別箱ならでは。
8月の御園座遠征がほんとーーーに楽しみです!
でも、
やっぱり、
石田先生が「妙な笑い」をぶち込んでこないかが、心配でならない。。。