星組の東京公演一般前売開始!前売りチケット今昔物語

本日は、星組の東京公演「阿修羅城の瞳│エスペラント!」の一般前売り開始日。
普段なら、一般前売りにかける時間と労力を惜しんで、サイトにアクセスすることすらしないのですが(笑)、今回はこっちゃん(礼真琴)の退団公演。
そもそも取れる気マイナス300%を前提に、怖いもの見たさでアクセスを試みました。
想定内の結果に悔しさもなく
深夜には会員ページにログインして、パソコンをその状態でキープ。
でも、寝ちゃった。(笑)
とりあえず、販売開始前に再接続して公演選択の画面まではアクセス完了。
そこから日時選択へは進めぬまま永遠のループが始まります。

ここから30分くらいは繰り返し更新してみたものの、他事が何もできないまま過ぎてゆく時間がもったいなくなり、あっさり諦めました。(笑)
とはいえ、未練がましく念のために12時過ぎ頃にもう一度アクセスしてみたら、数回の更新で入れましたが当然ながら美しきかな「 ✖ 」模様が整然と並んでいました。
それにしても、この時間になってもアクセス集中画面が出るんですね~。
公式が「予定枚数終了」を出してくれないと、すでに売り切れているであろうことは想像できていても、サイトから離れられないのがファン心理。
タイミングによっては、カートに入れてから20分を経過した「戻り」への期待も持ちますしね。
とはいえ最初から「負け戦上等!」と思って参戦した身としては、想定の範囲内で悔しさもなく。
やっぱり私には一般チャレンジ、向いていません。(笑)
友会以外の一般チケット販売
そんな私にも、かつては「サイトに繋がりやすい方法」とやらを勉強しまくり、いろんな情報をかき集めた必死な時代がありました。
発売当日には電話(!)とパソコン、そしてケータイを駆使しながら、必死に何時間もねばって貴重な休日を終える、というね。
今の私にはまったくもって理解できない、信じがたい行動。(笑)
まだ宝塚が、一般のチケット販売会社に頼っている頃のおはなしです。
「ぴあ」がいいのか、「ローチケ」がいいのか、「テレザーブ」がいいのか。
当時から、巷にはチケットGetに関する戦略系の情報が溢れていました。
たとえば電話なら、販売開始日の「特電」には複数の番号があるから代表番号じゃなく、「この番号を狙え!」みたいな。
代表番号にかけるとコールセンターで自動的に複数ある番号に振り分けられるから、だったらパンクして「しばらくたってからおかけ直しください」の代表番号じゃなく、枝分かれしている子番号に直接架電すれば繋がるのが早い、というような理屈でした。
それが事実だったのかどうかはわかりませんけど、理にかなった話ではあります。
あとは、固定電話よりもケータイの方がつながりやすいという噂もありました。
その理屈が「災害時などは有線の固定電話が使えなくなる恐れがあるため、根本的にケータイの電波のほうが繋がりやすくなっている」とか。
この理屈も事実関係は不明ですが、それでも、当時は藁をもすがる思いで真に受けて、固定電話とケータイのW戦略、やりました。(笑)
しかも電話のキャリア、いわゆるドコモとか、auとか、それによっても繋がりやすさが違う、と言われていました。
もちろん「ドコモ」が上位。
いっぽうで私のケータイは「IDO」。
知ってますか?これ。
すでに知らない世代も多いでしょうね。(笑)
ケータイが世の中に一気に広がり始めたのが90年代後半。
80年代後半頃(?)にトヨタ自動車が開発した「移動電話」がはじまりで、そこから中部・関東エリアをサービス範囲とする携帯電話「IDO」が誕生。
のちにNTTが一気に全国展開したドコモに対抗すべく、他社と合併して今の「au」が誕生した歴史があります。
つまりトヨタの「車で移動しながら電話ができる」が始まりだったので、「IDO」時代のケータイは東名高速道路沿線にはとっても強かったものの、街エリアのサービスカバー率についてはドコモに比べると恐ろしく低かったのです。
因みに当時は中部・関東のIDOサービスエリア外で使用する時には、ドコモの回線を借りる「ローミングサービス」を利用する必要があり、料金も高かったですね。
宝塚に遠征する時はいつも「ローミング」だったのを思い出しました!
超不便。
でも当時はナンバーポータビリティ(MNP)なんていうサービスは当然なかったので、キャリアを変更すると電話番号が変わってしまいます。
なので、どれだけドコモが強いと言われても、私はひたすら「IDO」でチケットGetのための「リダイヤル」に励んでおりました。(笑)
そういえば、全然チケットと関係ない話なのですが、私の初ケータイは20代。
90年代半ばに差し掛かる頃でした。
当時は散々「女性がケータイなんか持っていると男性に嫌われる」と言われていましたね~。
いつでもどこでも誰とでも連絡が取れる状態にしているのは、遊んでいる証拠!くらいに言われて。
なんだそれ、でしたけど。(笑)
時代ですね。
話はチケットにもどりますが、、、
パソコンでのアクセスには、今でもいろいろな裏技があるようですが、誰もが普通にPCを使いこなすようなデジタル時代ではなかった当時から「裏技」は出回っていました。
新しいもん好きと探求心旺盛な私は「Windows 95」の時代からPCを使い始めていたので、個人的には「ネット販売が始まった初期」の頃が、一番有利にチケットをGetできていた気がします。
そういう意味では、今も昔も「使い方(方法や手段)をきちんと理解する」というのはやはり、重要な「勝ちの要素」だな、なんて思います。
いまとなっては、もうその根気がね、、、。(笑)
友会以外の販売サイト「先行抽選」が恋しい
すべての抽選に見放され、一般発売されたチケットも発売開始から数十分で完売という今の星組。
もはや「こっちゃん人気」「星組人気」を逆恨みしたくなるようなレベル。
自分もそれに加担している、その中の一人、であることを棚に上げておいて。(笑)
その時代ごとに「人気のある組」「人気作品」のチケットが取りづらいというのは今も昔も変わらずではありますが、個人的には、宝塚の独自販売システムが構築されて便利になったな、とは思っています。
特に今回の新システム導入によって抽選も、一般販売も、リセールさえも、会員サイトでオールインワン。
年々「めんどくさい」が増してきた私には、非常にシンプルで助かります。
ただ、ちょっとだけ復活を願っているサービスもあるのです。
それは一般販売サイトでの「先行抽選販売」。
今でも貸切公演の先行抽選販売は存在しますが、かつて、私の記憶ではコロナ前までは、すべての公演を対象とした「先行抽選販売」がありました。
SS席については友会しか抽選枠がなかったと思いますが、初日から千秋楽に至るまでのすべての公演を対象として、各プレイガイドで先行抽選販売が実施されていましよね?
カード会社のゴールド最速先行抽選みたいに、ぴあやローソンにも上位カード所有者からネット会員まで少しずつ優先権が異なっていました。
私はローチケ抽選で有利になるように、わざわざカードを作った覚えがあります。
ちなみに、使わなくなってすでに解約済。
あと、ぴあの最速抽選のエントリーは、友会の抽選結果が出るよりも微妙に早い日にちで締め切りが設定されていて、恐るべし「ぴあの商売魂」によく悩まされました。(笑)
だって友会抽選の方が良い座席がありましたから、友会で良席取れれば他で買わなくて済むわけです。
でも、友会抽選で取れるという確信はない。
というか、まぁ、取れない確信の方が割合的には大きいわけですが、、、
ファンとしては、どんな端席でもチャンスがあるときに「確保」だけはしておきたい。
ぴあは恐らくそのファン心理を見越して、友会の抽選結果が出るよりも先に、先行抽選のエントリー締め切り日を設定していたと思います。
それによって、一般プレイガイドに割り当てられている「端席」を効率よく捌いていたんでしょうね。
そうした心理作戦に毎回イラッとしながらも、結局、乗っかっちゃってましたけど。(笑)
でもこうして友会以外でも、すべての公演を対象として先行抽選販売があるのは有難かったです。
当選確率は友会同様に全く高くはなかったですが、こっちがだめでも、まだチャンスは残されている!みたいな気持ちになれるといいますか。
友会が3次抽選方式になりましたが、あくまでも「友会枠」だけで3回抽選するわけですからね。
友会枠と、一般枠と、それぞれに抽選販売があるのとはやっぱり違うかな、と。
その分、以前よりは若干でも友会枠を増やしてくれているんでしょうか?
コロナ以降、ライブ配信やらオンライン系のいろいろが便利な方向に進化しているのは間違いないのですが、友会抽選に惨敗するたびに「まだ、ぴあの抽選がある!」「ローチケの抽選がある!」と思えたあの頃が恋しくなります。
当初は、コロナ禍での一時的なプレイガイドでの販売停止だと思っていましたが、結局、宝塚は自前販売に舵を切りました。
ゆえに、ぴあやイープラスなどの「貸切公演」が増えました。
これも善し悪しですね。
一般販売に消極的な私としては、特定日の貸切公演であっても、抽選で購入できるチャンスが残されているということにはなります。
が、端席のチケットを売り切るための「観たいなら、どんな席でも買っていただきます!」な、複数席種のエントリーを強制されます。
微妙に、あくどい。
でも、そう思っていても、エントリーはやめられない。(笑)
ファンって、そういう生き物。
しかたない。
あきらめよう。
まとめ
今日は星組の一般前売り発売に便乗した、チケット販売についての今昔物語でした。
毎日いろいろなテーマでブログを書いていると、あんなこと、こんなこと、今昔様々な思いや出来事が頭の中に浮かんできます。
自分でもよくもまぁ、こんなに書くことがあるもんだと感心しているくらい。(笑)
それもこれも、ずっと長い年月私の中に「宝塚」という存在があるからこそ。
語りたいことがなくなったとき、きっとそこが私の「宝塚ファン」としての終着点。
とりあえず、まだまだ語りたいことだらけ。(笑)
だから当分、宝塚と共に旅を続けることになるでしょう。。。
では、また。