【初舞台生特集2025】礼真琴の登場が多めでちょっと得した気分

ゴールデンウィークに初回放送された「初舞台生特集2025」を録画だけして、ずっと見忘れていたことに気づき、このほどよやく見ました。
毎年この初舞台生特集は楽しみにしているのですが、今年は特に星組が初舞台公演なのでこっちゃん(礼真琴)ほかの上級生たちの様子も見られるかな♡と、楽しみも倍々。
初舞台特集だけど礼真琴特番⁉(笑)
「ワン・ワン・ワン・オンリーワン!折れない・めげない・111期」
声を揃えてキャッチフレーズを言いながら、両手で犬の手振りをマネする初舞台生、フレッシュですね~。
ところで、今回の番組って「こっちゃん多め」じゃないですか?
初舞台生特集だけど、みきちぐ組長(美稀千種)とトップスター礼真琴の退団方式のインタビューと、さらにトップスター礼真琴のピンでのインタビュー。
いつもこんな感じでしたっけ?
毎年、初舞台生特集は見たら消しちゃうんで覚えてない。
昨年のゆめちゃん(彩葉ゆめ)たち110期ですら残してないんですよね、録画が溜まっていくいっぽうなもので。
1年ごとにしか見ないから、いつもこんなにインタビューがあったんだっけ?と。
なんかこっちゃんがいっぱい見られて得した気分。(笑)
私が星担のこっちゃんファンだから、そう思うだけなのかな?
いや、あれか、、、
初舞台ロケットのタップダンスにもこっちゃんが参加しているから、単純にこっちゃんが画面に登場する場面が多いわけか。
ありがたき幸せ。← 柚希礼音の置き土産Word(笑)
生田先生の想いに共感と感謝と感動と
『エスペラント!』の演出家、生田大和先生のインタビュー。
座付き作者(演出家)の先生って、一つの作品作りのために、個々の生徒に対する愛情を持って様々なことを多角的に考え、イメージを膨らませ、それを形にして私たちに見せてくれているのが、本当にすごい。
最初のインタビューで、今回のロケットについてこんな風に語っておられます。
「礼さんの後を辿るところから始まるのが最大の特徴、そこから全体も含めたタップダンスになっている」
でも、それが “特殊” なのではなく、あくまでも “特徴” であるということを説明されていました。
音楽学校で必須科目として2年間みっちりお稽古してきても、劇団に入るとなかなかそれを披露する機会がない、と。
本当にタップを踏むショー作品やミュージカルもそうですが、少ないですよね。
事実、今回のショーで初舞台生と一緒に踊っておられるトップスター礼真琴は、まさに音楽学校卒業以降、1度も舞台でタップを踏む機会がないまま、卒業公演になってしまったわけで。
なので111期のロケットが、いつか「あの期はタップダンスだったね、礼さん、トップさんと一緒に踊ったね」と思い出してもらえるといいなと考えた、と生田先生。
素晴らしい発想。
これって初舞台生だけでなく、宝塚に多くを残して人生の第2ステージへ向かうこっちゃんにとっても、忘れられない、心の深い深いところに宝物として残ることでしょう。
私たちファンですらそうなんですから。
しかも。
タップダンスの振り付けのコンセプトに、、、感動。
宝塚のいち時代を築いた令和のレジェンド礼真琴が去り、新たな時代を歩んでいく初舞台生がそれを引き継いでいく。
その大枠のコンセプトについては、「見ての通り」という場面になっていると思いますが、振付家の先生の話を聞いて、今回初めて95期のあのロケットの導入部分がリンクしていることを知りました。
可愛らしい白いお衣装に身を包み、カーテン前でニコニコ元気に踊っていたこっちゃん。
あのときと同じ振付なの!?
そして上級生へのお披露目映像を見直してみたら、音楽もあのときのモーツァルトの音楽だっ‼
♪アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ハイライトでちょっとしか観れていないので、全然気づかなかった~。
初日を観劇したみなさんの観劇報告に、♪アイネ・クライネ・ナハトムジークが使われてたとあったから、どこだろう?って思っていたんです。

いまさらプログラムを読み返してみたら、ロケット前のこっちゃんのソロ場面に「旅立とうとする男の耳に、懐かしい曲が聞こえてくる」って書いてありますね。。。
そして見直しちゃいましたよね、久しぶりに『Amurそれは …』。(笑)
泣ける。
よくそんなこと、思いつきますよね。
こっちゃんが初舞台で踏んだステップと同じステップを(しかも同じメロディーを使って)こっちゃんと一緒に111期生がタップを踏んでいるなんて、最高過ぎます。
そして、先生方の愛に感謝。
そういえば衣装についても、95期は格別に可愛かったと思っているのですが(笑)、111期生の衣装もひと目見たときから可愛らしくて大好きです。
でも私、頭上の「筆」に気づいていなかったんです。
今回の番組でなるほど‼と。
彼女たちの夢を描くパレットには5組のカラー、そして3本の筆で111期。
生田先生、深い。
頭上にパレットのっけてそこに筆を突き刺してるってのも、なかなか奇抜ではありますけど。(笑)
ロケットお披露目は礼真琴と共に
ここ数年はコロナの問題があったから、稽古場でのお披露目ではなくバウホールを使ってましたっけ。
今年は数年振りにお稽古場でのお披露目になりました。
初舞台生のいちばん上手側に一緒に立ち、ちょっとおどおどしているトップスターの姿が可愛すぎました。
「隣に住んでいそうなトップスター」(笑)のはずなのに、やっぱりオーラが消せない「唯一無二のトップスター」。
当たり前ですが、貫禄あります。
胸に名前を付けた黒レオタード姿の初舞台生たちの中から、十数年後に「礼さんと一緒にお稽古したな~私たち」とか思い出しながら、初舞台ロケットを見つめるトップスターが生まれているといいですね。
こっちゃんもこんな時代があったよね、ホント、ついこの前ね。(笑)
お披露目が終わって上級生たちが拍手しているとき、隅っこに座っているこっちゃんの方に振り向いたかのんくん(天飛華音)、お鼻が真っ赤っかで可愛かったですね。
こっちゃんの千秋楽、大丈夫かな。
千秋楽どころか、前楽サヨナラショーから、彼女はおはな真っ赤っかになると思います。
いや、サヨナラショーのお稽古場で既にノックダウンかも。(笑)
礼真琴×美稀千種のおはなし
これまで初舞台ロケットを紹介するという役回りを経験したことがなかったというこっちゃん。
「ふたを開けてみたら、、、参加してる!」
そう言いながらみきちぐ組長と爆笑するこっちゃん。
ですよね。
生田先生の言葉を借りるとすれば、タップダンスのロケット自体は確かに「特徴であって特殊ではない」かも知れませんが、、、
トップスターが初舞台ロケットに「参加している」というのはやっぱり「特殊」。
でもこんな「特殊」さであれば大歓迎!
ちょっと懐かしい組長の初舞台
これまでは初舞台生ロケットというのは「お披露目まで見ちゃいけなった」ものだったけど、はじめてその稽古の過程に参加して、一人ひとりの成長を肌で感じられたことがよかったと語っていたこっちゃん。
そしてみきちぐ組長、自身の初舞台ロケットがタップだったことを告白。(笑)
月組の『BROADWAY BOYS』でしたね~よく覚えています。
この時もトップスター涼風真世さんのさよなら公演。
お芝居の『グランドホテル』も話題でしたが、ショーの方にもブロードウェイから振付家のトミー・チューンさんとかが参加されて、大きな話題でした。
ミュージカル仕立ての素敵なショーで、そうそう、この作品の演出補として、まだ若手だった小池修一郎先生や中村一徳先生が参加されていましたね。
実は友人の妹がこのとき初舞台を踏んだので、この期は文化祭や初舞台もガッツリ観ていて、とっても記憶に残っているんです。
可愛らしく、タップ踏んでましたね~懐かしい。
そのときと今回とでは、難易度が違うと組長の弁。
こっちゃんのレベルに合わせたんじゃないか説。
さすがに79期生がどんなダンスだったのかまでは記憶にありませんが、Taxi🚕って書かれた札?みたいなのを持ってタップを踏むシーンがあった気がする。
ロケットじゃなくてショー本編かな、そのシーンは。
かなり大昔の記憶だから、嘘かも知れない。(笑)
『BROADWAY BOYS』は版権問題があり、過去にも一度も放送されていないと思いますので、79期生の動くロケットは遠い記憶の彼方 …。
でもあのショーって全振付をトミーさんともう一人の振付家が担当するってことで話題だったし、振付補もあっちの人。
日本人の振付家は助手が入っている程度だったので、初舞台ロケットもブロードウェイ仕込みだったんじゃないのかな?
難易度という意味では、確かに111期生のお稽古風景を見ていると、とっても難しそうなステップ踏んでいますね。
星組生が見に来てくれたとき
ラインダンスのお披露目について、こっちゃんがこの表題のように表現をしていたのが、なんか妙に嬉しかったです。
「星組生が見に来てくれた時が、いちばん(初舞台生が)嬉しそうだった」
「私ももちろん嬉しかったし、みんなが “やらねば!” という、内から出てくるエネルギーが一番すごかった」
これって、初舞台生と一緒に場面を作っているからこその視点ですもんね。
振付の初期段階(2日目?)から初舞台生とお稽古をして、さらにお披露目前にも合流してお稽古をしたとのことですが、こっちゃんの視点が「初舞台生側」にあって、お披露目に星組生を迎えたときの彼女たちの感情の変化を「こちら側」から受け止めてる様子が伝わってきて素敵だな、と。
最後のこっちゃん単独で答えているインタビューでも、「今までは見て感動する側だったけど、今回は感動してもらう側に居られる、一緒に進んでいっている気がして嬉しい」と語っていましたね、こっちゃん。
星組生たちがまだ知らないところで、初舞台生が成長してきた姿を、トップスターだけが知っている。
ちょっと不思議な構図。
でもそれって、とっても素敵なことだな、って。
とはいうものの、、、
「星組生が見に来てくれた時が、いちばん(初舞台生が)嬉しそうだった」
こっちゃんはそう言っていますが、
私たちから言わせれば、きっとお稽古場に「礼真琴」がいるだけで、初舞台生たちはかなり「嬉しさ爆発」だったと思いますけどね。(笑)
こうしてトップさんと一緒にお稽古をして、芸事に対するこっちゃんの姿勢を間近に学ぶことができ、一緒に場面を作り上げたという経験は、これからの彼女たちにとって大きな財産になったことでしょう。
まとめ
初舞台公演も残り少なくなってきました。
ありきたりではありますが、同期全員揃って立つことができる舞台はあと少し。
たくさんの思い出を詰め込んで、たくさん楽しん欲しいですね!
「ワン・ワン・ワン・オンリーワン!折れない・めげない・111期」
応援しています‼