NOW ON STAGE 雪組に瀬央ワールド降臨 やっぱり同期は心強し

SETSUKI
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ようやく雪組公演『ROBIN THE HERO│オーヴァチュア!』のNOW ON STAGE を見ることができたので、今回はその感想を語りたいと思います。

今回のメンバーは朝美絢、夢白あや、瀬央ゆりあ、縣千の4人だけ。

ナウオンの出演者にも、劇団人事の様々な思惑が背景にあるであろうことが推察されますが、4人だけというのはさすがに寂しい気もしますね。

その寂しさも忘れさせてくれるくらい、安定のノリで盛り上げてくれるなおちゃん(瀬央ゆりあ)は、やはり周囲を温かく包み込む太陽のような人だな~と感じました。

あーさ(朝美絢)も安心して自分のトップとしての役割と向き合えるのではないでしょうか。

やっぱり司会は瀬央ゆりあ!?

のっけから、なおちゃんによるあーさへのインタビューで始まったナウオン。

やっぱりここも司会は瀬央ゆりあさんなのね、なんて思いながら見始めた今回のナウオンでしたが、まずはあーさにトップ就任の感想を聞かなきゃ、だからやっぱりそうなりますよね。

でもって、あやちゃんの感想を聞き終えて、あーさから「そんな瀬央さんも」とふいに振られたなおちゃん。

いつものように照れた様子の身振り手振り付きで「あたくしも!?」とおちゃらける姿は安定の瀬央ゆりあさんでございました。(笑)

ずっと雪組にいたかのように馴染んでいると話しているときに、なおちゃんがいつものように「人見知りだから」と口にした時に、あがちん(縣千)が即座に「いや、いや、いや、、、」と苦笑しながら反応していたのが印象的ですね。

あーさの「ムードメーカーで、笑いを飛ばしてくれております」という言葉に、その場を見てもいないし、全く知らないのに、100% 納得してしまいました。

瀬央ゆりあ、あるところに、笑いあり。

朝美絢の微笑みに包まれる瀬央ワールド

95期のふたりと絡むあがちんが、なんだかとっても可愛らしかったですね。

最初は95期の並びの圧が強すぎてなんとなくアウェイ感がありましたが、臆せず楽しそうに会話に飛び込んでいくあがちん、なかなか頼もしい。

ただ、基本的にあがちん、クールですよね。

いつもあんな感じなのかな?

もう少し笑顔や相槌など、会話に参加している姿勢があったらいいのにな~と雪組Beginnerとしては思いました。

個性も色々ですね。

盛り上げ隊長のなおちゃんのなんでも面白おかしく展開するトークを、楽しそうだけど落ち着いた雰囲気で受け止める冷静なあーさも、私にとっては新鮮でした。

あーさがなおちゃんに向かって「目の色がさ、、、」のくだりもね。

なおちゃんが嬉しそうに「気づいちゃった!?」とこれまた表情豊かに身振り付きで語る一方で、うっすら微笑みを浮かべながら「裏切りますって目をしてるもん」と受け止めるあーさ。

その後も、あやちゃんのトークにいちいち突っ込み入れちゃうなおちゃん、それを微笑んで受け流すあーさの図がなんとも新鮮で。

雪組ファンの皆様は、この瀬央ワールドをどう受け止めてくれているのか気になります。(笑)

♪テテテテテテテテ???

あーさが好きな場面として挙げていたのが幕開きの歌。

まだ舞台を見ていないし、プログラムも見ていないので、さっぱり見当がつかないのですが、なおちゃんガイの場面?「誇り高き十字軍」?

ラッパの音からくるテテテテテテテテに、ゾクゾク~っとくるらしい。

なんだかとっても気になります、このテテテテ・・・。(笑)

あーさが両手を胸の前に組んで乙女のポーズで「ワクワクする♡」って、本当に嬉しそうな笑顔で語っていましたね。

そのあと少しだけ流れた映像にあった、なおちゃんがセンターにいる銀橋の場面のことでしょうか。

劇場でそのワクワクする幕開きを見られるのが楽しみです!!

あ、その前に大劇場千秋楽のライブ配信で観ちゃうけど。

愛する人はいいんですか!?

メイン以外の出演者についてそれぞれの視点で語りますが、なおちゃんがひと通り話し終えたときのあがちんの一言。

「愛する人はいいんですか!?」

なおちゃん、取り繕うようにTAKE2。

真顔でカメラに向かって「まずは、ずっと私のことを思ってくれている、幼馴染のクインシー、ですよ」

あーさもすかさず「忘れるわけないよね?」と突っ込みます。

「わたしたち、孤児なんです」「苦労した仲なんです」と、一生懸命説明し始めるなおちゃんの様子にほかの3人は笑いが止まらない。

ホント面白いな、なおちゃん。

トップの大羽根が「羽」のような感覚に

ショーの各場面のお話も楽しく盛り上がっていましたが、あーさの、トップとして背負う大羽根の話は印象的でした。

なおちゃんから「どうですか?」と振られ、まずは歴代の各組トップスターが必ずと言っていいほど口にする一言。

「これまでのトップさんを尊敬します」

トップになって大羽根を背負ったとき、みなさん、これを口にしますよね。

何十kgもある大羽根を華奢な体に背負って、しかも3時間近くの公演を終える最後にあの大階段を下りてくるわけですから、どれだけの体力が必要か私たちには想像がつかない世界です。

これを1か月以上に渡ってほぼ毎日、日によっては2回公演をこなし、それを何年も続けるトップさんは本当にすごい。

そして、今回のナウオンではあーさがこんなことを語っていました。

「責任というとすごくかたくなってしまいますけど、それがなんかすごく心地の良い重さというか…」

その充実感から「最近は走れちゃったりする」そうで。(笑)

大きな羽根が「羽」のような感覚と語っているあーさの表情が、とっても幸せそうで、充実した時間を過ごせているんだな~と、聞いているこちらも嬉しくなりました。

一方で、星組時代に、常に95期の先頭を走ってきた礼真琴の隣で「トップスターとしての重圧」と向き合うその姿を見続け、陰となり日向となり支えてきたなおちゃんが、あーさのこの今の思いをどんな気持ちで受け止めているのかな、とも思いました。

あーさもきっとこれから様々な経験を重ねることと思いますが、隣に瀬央ゆりあという「他人のことしか考えていないのでは?」というくらいの温かい同期生がいてくれれば安心ですね。

昨日、こっちゃん(礼真琴)をはじめとする星組メンバーが雪組公演を観劇されたそうですが、間もなくその責を終え、卒業していくこっちゃんの目に「新トップスター朝美絢」はどう映ったのでしょうか。

そしてトップである自分の隣に立ってはいても、星組では大きな2番手羽根を背負うことが許されなかったなおちゃんが、雪組生として新トップあーさの隣に立ち、大きな2番手羽根を背負う姿をどんな思いで見守ったのでしょうか。

長年、宝塚歌劇を見ていると、やはりそんなタカラジェンヌたちのドラマを想像してしまいますね。

まとめ

「愛の不時着」に続き、雪組のナウオンを「じっくり」見ましたが、まだ雪組・瀬央ゆりあへの免疫力が足りないようです。(笑)

もうひと公演くらいすれば慣れるでしょうか。。

それにしても、今回のそのほかの組替えも含め、これまであまり積極的に見ていなかった組にも関心が向いて忙しくなりそうです。

花組はかりんちゃん(極美慎)が異動になるのでその行く末を見守りたい、月組はおだちん(風間柚乃)をめぐる周辺人事が気になるから見守りたい、雪組はなおちゃんがいるし、星組は次世代も気になるからそのまま見守りたい、宙組は新たに誕生する桜木みなと&水美舞斗の95期ワンツー・コンビが気になるから見守りたい。

困ったな、全組か。

劇団の戦略にしてやられました。(笑)

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