宝塚歌劇の上演作品〔1919年〕

1919年
SETSUKI
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

宝塚歌劇団が1919年に上演した作品を紹介しています。

これまで本拠地である宝塚公演はパラダイス劇場で行われてきましたが、この頃にはグングンと人気が高まりパラダイス劇場ではお客さんが収容しきれなくなりました。

そこで誕生したのが「新歌劇場(公会堂劇場)」です。

現在の大劇場がある場所に箕面公会堂を移築したもので、パラダイス劇場の約3倍のキャパシティだったそうです。

パラダイス劇場の客席は今のバウホールと同じくらいの500人なので、公会堂劇場は単純計算1,500席。

今のような個々の座席ではなくベンチシートだったため、恐らくすし詰め状態で1,500人以上は入っていたと思われます。

そしてこの年、「宝塚歌劇音楽学校(のちの宝塚音楽学校)」も設立されました。

ここから「宝塚歌劇の舞台は音校出身者だけで組織される」という伝統が重ねられて今に至っています。

TAKARAZUKA

宝塚公演

正月公演

パラダイス劇場

『花咲爺』(赤塚濱荻)
『鞍馬天狗』(久松一聲)
『啞女房』(坪内士行)
『鷽替』(池田畑雄)

春季公演

公会堂劇場

『こだま』(田中丘人)
『千手の前』(加藤邦)
『家庭敎師』(久松一聲)
『桶の中の哲學者』(大島紅鳥)
『文珠と獅子』(楳茂都陸平)

夏季公演

公会堂劇場

『蟹満寺縁起』(岡本綺堂)
『膝栗毛』(赤塚濱荻)
『源氏物語』(小野晴通)
『世界漫遊』(ヤコブエーリスダビツド)
『風流延年舞』(池田畑雄)

秋季公演

公会堂劇場

『瘤取物語』(樋路家通)
『燈籠島』(久松一聲) 
『ジャンヌ・ダルク』(中尾晩香)
『涅槃猫』(楳茂都陸平)  
『女醫者』(岸田辰彌)

OTHERS

東京公演

帝国劇場

『花爭』(小野晴通)
『神樂狐』(久松一聲)
『桃色鸚鵡』(小林一三)
『鼎法師』(楳茂都陸平)
『啞女房』(坪内士行)
『小町踊』(楳茂都陸平)

OTHERS

宝塚・東京以外の公演

大阪・中央公会堂

『ゴザムの市民』(加藤邦)
『鷽替』(池田畑雄)

名古屋・御園座

『花争』
『神樂狐』
『桃色鸚鵡』
『鼎法師』
『啞女房』

京都・岡崎公会堂

『こだま』(田中丘人)
『千手の前』(加藤邦)
『鼎法師』(楳茂都陸平)
『家庭敎師』(久松一聲)
『啞女房』(坪内士行)

大阪・中央公会堂

『花咲爺』(赤塚濱荻)
『桃色鸚鵡』(小林一三)
『鼎法師』(楳茂都陸平)
『小町踊』(楳茂都陸平)

大阪・中央公会堂

『花争』
『神樂狐』
『家庭敎師』
『啞女房』

神戸・聚楽館

演目不明

大阪・中央公会堂

『蟹満寺縁起』(岡本綺堂)
『風流延年舞』(池田畑雄)
『膝栗毛』(赤塚濱荻)
『源氏物語』(小野晴通)
『世界漫遊』(ダビッド)

大阪・中央公会堂

『馬の王様』
『鼎法師』
『唖女房』
『お蠶祭』

神戸・聚楽館

演目不明

PVアクセスランキング にほんブログ村
テーマ記事
Pickup TAKARAZUKA
人気記事
Popular Post
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました