宝塚歌劇の上演作品〔1918年〕

宝塚歌劇団が1918年に上演した作品を紹介しています。
この年、宝塚少女歌劇団は東京・帝国劇場での定期公演をスタートさせています。
長年ミュージカルの聖地として君臨し、老朽化に伴う建て替えのため2025年2月末をもって休館したお馴染みの帝国劇場は1966年にオープンした2代目す。
初代の帝国劇場はそこから遡ること55年、1911年(明治44年)にオープン、収容人数は約1900人です。
帝劇と言えばとても大きな劇場のイメージがありますが、2000人に満たないことを知って意外と思う方もいるのではないでしょうか。
宝塚ファンとしては、2000人越えの大劇場が当たり前のような感覚に陥ってしまいますが、宝塚の劇場が「大きすぎる」のかも知れません。。
後に建設された初代の旧宝塚大劇場は3,500人を収容できましたから、宝塚の劇場がどれだけ桁外れに大きな劇場であったのかを改めて実感します。
東京公演に加え、年間を通して神戸、大阪、京都、名古屋でも公演を行っているところをみると、当時から宝塚少女歌劇団の人気ぶりがうかがえますね。
正月公演
パラダイス劇場
『石童丸』(橋詰せみ郎)
『厩戸王子』(小林一三)
『鼠の引越』(久松一聲)
春季公演
パラダイス劇場
『一寸法師』(小林一三)
『新卋帶』(赤松濱荻)
『神樂狐』(久松一聲)
『靜御前』(久松一聲)
『羅浮仙』(楳茂都陸平)
夏季公演
パラダイス劇場
『猿蟹合戦』(久松一聲)
『造物主』(久松一聲)
『七夕踊』(楳茂都陸平)
『クレオパトラ』(小林一三)
『江の島物語』(小林一三)
秋季公演
パラダイス劇場
『馬の王様』(前田牙塔)
『靑葉の笛』(小林一三)
『鼎法師』(楳茂都陸平)
『出征軍』(小林一三)
『お蠶祭』(久松一聲)
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帝国劇場
『三人獵師』(久松一聲)
『雛祭』(小林一三)
『櫻大名』(久松一聲)
『ゴザムの市民』(加藤邦)
『コサックの出陣』(獏與太平)
『下界』(久松一聲)
『羅浮仙』(楳茂都陸平)
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神戸・聚楽館
『大江山』(小林一三)
『桃色鸚鵡』(小林一三)
『歌かるた』(橋詰せみ郎)
『コサック出陣』
『爲朝』(久松一聲)
『ゴザムの市民』(加藤邦)
大阪・近松座
『ゴザムの市民』
『三人獵師』
名古屋・御園座
『ゴザムの市民』
『三人獵師』
『コサック出陣』
『桜大名』
京都・岡崎公会堂
『神樂狐』
『コサック出陣』
『ゴザムの市民』
神戸・聚楽館
『羅浮仙』
『神樂狐』
『新世帯』
『静御前』
大阪・中央公会堂
『ゴザムの市民』
『神樂狐』
大阪・中央公会堂
『馬の王様』(前田牙塔)
『神樂狐』(久松一聲)
『クレオパトラ』(小林一三)
『羅浮仙』(楳茂都陸平)
『鼎法師』(楳茂都陸平)
『唖女房』(坪内士行)
神戸・聚楽館
『馬の王様』
『鼎法師』
『唖女房』
『お蠶祭』